パラレルパラダイスの感想を書きながら、こっちも書くとテンションが上がる!!
先の読めない展開の漫画が大好きな蔵間マリコです。
さてさて水曜日ですので、いつものコーナーを更新しますよー。現在、週刊ヤングマガジンでパラレルパラダイスを絶賛連載中の漫画家、岡本倫先生のスポコン漫画『ノノノノ』を徹底的に語るコーナーを。
いや~、倫たんの漫画が連載中の時とそうでない時のこのコーナーのテンションも違いますねえ。ある時はスイスイと書けるんですけど、ない時はなかなかブログの投稿に踏み込めなくて。やはり、倫たんの今の漫画と昔の漫画があるからこそ、燃料になっているのかもしれません。パラレルパラダイスを毎週楽しみにしながらも、ノノノノを徹底的に語る。これこそ、ファンとして最高の楽しみ方ですよ!!
とまあ、前置きはこれぐらいにして、そろそろ本題に入らせてもらいます。当然ながら、岡本倫先生の独特の作風や管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。
第55話『congratulation』
○あらすじ
スキージャンプ日本代表選手として、町の威信のために、家族のためにもオリンピックに挑む由良悠介。
しかし、彼に待ち構えているのは栄光ではなく、悲劇だった……。
○登場人物(青字は新キャラ)
由良悠介、天津敦、槇野慎二、下里広明、野々宮ノノ、野々宮悠太、悠介の妻
○ターニングポイント
・代表選手4人
スキージャンプ団体種目当日。日本代表の選手である由良、天津、槇野、下里はロッカールームで最終確認を行っていた。
ここの4人がこの大会で後々の人生に大きく影響を与えると思うと、なんとも言えない気分になりますよねえ。天津パパンは描写自体が少ないからどうにも言えないけど、槇野は由良を多少は恨みつつもノノがオリンピックに出る歳まで必死に頑張っているし(結果、金メダルを取れたが。)、由良は転落人生そのもの。そして、随分後で再登場する下里は不正に手を染める最低のコーチ兼父親。なんとか前向きに生きている者とそうでない者、見事に真っ二つに分かれていますからねえ……。
そして、他の三人の緊張感を解している筈の由良が、一番プレッシャーを感じている。前回も書いたけど、これが由良の一番ダメな部分だと思う。せめて吐ける相手がいれば良かったのに。
・congratulation
あとは由良が普通に飛べば金メダル間違いなし、そんな時にオーストリアの選手にある言葉をかけられる。「congratulation(おめでとう)」と。
言うまでもなくハンス・シュナイダーと一緒にいたベテラン選手であるが、自分はこの男に対してなんの嫌悪感もない。だってそりゃあ、金メダルを取りたいのはオーストリアの選手だって同じなのだから。それに別に言葉でプレッシャーをかけることはルール違反でもなんでもないからね。そのプレッシャーに潰れてしまった由良に責任があるわけであって(だからと言って叩くわけでもないが。)。
ただ、戦う舞台が大きくなればなるほどプレッシャーが大きくなるということも分かる。いつもならなんら目を瞑ってでもできそうなことが、本番になるとできない。自分もそういうことがたびたびありまして、学生時代は勉強なんかも予習復習の時はできても、テストは……みたいなことが多くて。まあ、単純に勉強不足だったかもしれませんが。
・悲劇の瞬間
プレッシャーに圧し負けたまま飛んだ由良のジャンプは悲惨だった……。
失敗ジャンプをした由良も当然だけど、由良の家族がねえ……。ノノと悠太はその瞬間を塞がれていたけど、それを直視していた由良の妻の絶望感はどんなものだったのだろうか。恐らくは、生まれてきて一番のショックだったかもしれない。
○まとめ
ついに悲劇が起きてしまった回。
しかし、これは由良悠介の転落人生の始まりにすぎなかった……。
重苦しい展開も見所の多いノノノノ。
さて、パラレルパラダイスはこれと同じくらいに絶望のどん底に陥れる展開はあるのだろうか?まあ、それはないよねえ……。交尾する漫画だし。
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