発売日が待ち遠しい……。

 たんの漫画が大好きで大好きでたまらない蔵間マリコです。
 さてさて水曜日ですので、いつものコーナーに入りますよー。現在、週刊ヤングマガジンでパラレルパラダイスを絶賛連載中の漫画家、岡本倫先生のスポコン漫画『ノノノノ』を徹底的に語るコーナーを。
 とその前に、パラレルパラダイス最新コミックス1巻の話題でも。発売日が来月の4日と大分迫ってきましたが、ついにコミックスの表紙が公開されましたねえ。1巻は当然といえば当然かもしれないけど、パラレルパラダイスのヒロインのルーミが表紙を担当。いや、自分はこんなルーミを見たのは初めてですね。本編のルーミは、ドジっ子の、欲情の泉ドバドバの、うんこ女ですからねえ。まあ、加筆修正の部分で表紙と違わない姿が見れるかもしれないから、それを期待しよう。
 とまあ、前置きはこれぐらいにして、そろそろ本題に入らせてもらいます。当然ながら、岡本倫先生の独特の作風や管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。

 第59話『苦悩と才能

 ○あらすじ

 女性はスキージャンプの競技に参加できないことを知ったノノ。
 それから4年後、ノノはスキージャンプを辞めたが、兄の悠太は……。

 ○登場人物(青地は新キャラ)

 野々宮悠太、野々宮ノノ、野々宮悠介、そら、君島

 ○ターニングポイント

 ・変わり果てた父

 スキージャンプを辞めたノノ、才能がなくてもやらざる得ない悠太。その一方で、二人の父である悠介は憔悴しきり、かつての面影すら残していなかった。
 これを見た時、憐れさと憤りを覚えましたね。確かに失敗ジャンプが人生の足枷になり、それが拘りになるのは分かる。でも、それを子に押し付けるのは論外。角沢長官や良太パパンもそうだけど、どうして倫たんの作品の父親って、親の夢を子に押し付ける人ばかりなのやら。
 そして、それが最悪なぐらいに凝り固まっているのが厄介。もう10年近く経っているのだから、スキージャンプのスポーツ科学やトレンドというものが全く別物になっている。なのに、昔のやり方に拘る。これでは悠太に才能があったとしても、潰れるのは目に見えている。それが分からない父親は、父親失格である。

 ・悠太の才能

 悠太は父の夢のためにスキージャンプをしている一方、絵画にも力を入れていた。
 これは本当に辛いですよねえ。悠太の才能はスキージャンプじゃなくて、絵画の才能があった。しかし、それは父と自分自身が許さなかった。スキージャンプじゃなくて絵画でトップを狙えば、十分敵討ちできると思うんだがねえ……。
 それに対して、美術の先生は悠太の才能を買っているあたり見る目があるし、倍返しとはいえ将来のためのお金を出してもいいと言っている。わざわざお金まで出してくれる先生なんて滅多にいないぞ。
 そして、悠太のことを一人ながら応援しているそらも素晴らしい。悠太の実力がどれだけのものかは無知ではないから分かっているだろう。それでも、悠太の夢を叶えるために支える。父親という枷を除けば、悠太の周囲の環境というのは悪くなかったのかもしれない。まあ、それは火の中に消えてしまったのだが。

 ・ラストチャンス

 いくら経っても上手くならない悠太に刃物を向ける悠介。そして、大会で結果を出さなければ殺すと脅してしまう。
 実際には悠介が殺すことにはならなかったけど、悠太が心中したからなあ……。結果として、野々宮悠介が殺したことになる。これでノノが金メダルを取った直後に目を覚ましたら、どうなっていたのだろうか?多分、後追い自殺していたかもしれない。あるいは、兄と妹の区別のつかない状態になっていたかもしれない。

 ・辞められなかったノノ

 深夜、ノノはスキージャンプ台でひっそりとジャンプをしていた。好きなスキージャンプをするために。
 やっぱり、好きなものは辞められないものですよねえ。別に禁止させられているわけじゃないけど、兄のことを想って辞めているのですから。だから、どこかでその感情を発奮させたいのも分かるなあ。まあ、深夜にやっていてもやっぱり見られるものですが。
 それにして、ノノが歌っている謎の歌。にゅうといい、ノノといい、寧子といい、この謎歌がいかにも倫たんらしくてほっこりする。パラレルパラダイスのルーミも謎歌を歌うのだろうか?

 ○まとめ

 スキージャンプの呪いに縛られる父と、その夢を背負わされる兄、そして夢を諦められない妹を描いた回。
 そして、そのスキージャンプの呪いはいよいよ大きくなり……。

 暗い過去も見所の多いノノノノ
 パラレルパラダイスにもこういう回想があるのだろうか?いやまあ、作風的にはないだろうなあ……。男の子に触られただけでびゅるびゅるになる世界観だし……。