何時読んでも面白い。
倫たんの漫画が大好きで大好きでたまらない蔵間マリコです。
さてさて水曜日ですので、いつものコーナーに入りますよー。週刊ヤングマガジンで『パラレルパラダイス』を絶賛連載中の漫画家、岡本倫先生のスポコン漫画『ノノノノ』を徹底的に語るコーナーを。
いや~、来週までが本当に長いですねえ……。今週のヤンマガのパラレルパラダイスはお休みだし、先々週はヤンマガが土曜日発売だから、2日も余分に空白期間が空いていますからねえ。単行本の加筆修正作業と特装版の製作作業中だろうから仕方ないけど、それでもパラレルパラダイスが連載開始してから休載が結構あるからな。エルフェンリートからパラレルパラダイスまで15年、少しずつ大変になっているのかもしれない。まあ、倫たんには倫たんなりの事情もあると思うし、あまり無理強いはできないから静かに応援しよう。それがファンというものだから。
とまあ、前置きはこれぐらいにして、そろそろ本題に入らせてもらいます。当然ながら、岡本倫先生の独特の作風や管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。
第70話『知ってるのか?』
○あらすじ
IH最後の一席を賭けた長野県大会。
同じ奥信高校の選手どうし戦わないといけない悠太だが、そんな所に火野が現れ……。
○登場人物
野々宮悠太、天津暁、岸谷弘樹、尻屋潔、新宮学、真岡護、笹宮宙、火野
○ターニングポイント
・見られてしまった姿
野々宮悠太の着替え、即ち野々宮悠太の正体を知った火野。火野は背後から近づこうとするが……。
もし、ここで岸谷が現れなかったらどうなっていたのだろうか?そのまま悠太を押し倒して、青姦でもやっていたのだろうか?そして、抵抗でもしたら包丁でぐさりでもしていたのだろうか?それを考えると、ここで岸谷が現れたのはラッキーだと思う。ただ、その結果、悠太を脅すネタが出来てしまったわけだが。
しかし、火野が岸谷の声に驚いて隠れるところが微妙に可愛い。なんで心も体も汚いおっさんにそんな感情を抱くのだろうか?これが分からない。
・告白の練習
悠太がノリコへと変装している一方で、皇帝はノリコへの告白の練習をしていた。
最初はA4用紙12ページから始まり、A4用紙54ページ、そしてA4用紙60ページとなった台本。多分、怪我の間にでも書いたんだろうけど、それを書こうとすると相当時間がかかると思うのだが。ていうか、どうやったら60ページも告白で埋まるんだよ。なんか今回も体位らしき絵が描いているし。
そんな破廉恥な台本を書いている皇帝が、ノリコの心を射止められるはずもない。すんごいどうでもいいや的なノリコの台詞がなんともクスリと笑ってしまった。
・敵情視察
悠太たちが気付かぬところ、崖の上で雪野高校の真岡と笹宮が悠太たちを窺っていた。目的は、当然ながら視察である。
真岡の台詞からすると、兄の悠太はノノほどではないが、かなりの才能があったのは事実。となると、それを潰されたのは父親である由良悠介が原因と言えよう。ダイヤの原石ですら潰してしまう、挫折があったとしても子供を犠牲にする父親は嫌いだ。
その一方で、いかに奥信高校に勝つか算段を打っているあたり、強豪校の強かさも見え隠れする。運の要素も絡んでいたが、岸谷が前の大会で好記録を叩き出した。それなら利用しない手はない。普通の高校ならば、少しでも結果を残したいから大ジャンプをするものだが、敢えてそれをせずに調子付かせる。強者の余裕というものだろう。
そして、ここで初めて語られる赫。名前だけでこの時点ではどんな人物かは分からないが、あんなキャットレイパーだったとは当時は思いませんでしたよ。あのぶっ飛びぶり、倫たんらしい。
・火野の復讐
悠太たちの前に現れた火野。彼は悠太のあることを知っていた。
この時点では軽いジャブですけど、本命はIH進出決定後ですからねえ。切り札というものは、絶大な効果で切ってこそ意味がある。火野もこういうクズなところにだけは頭が回る。
しかし、全裸で散歩プレイとはなかなかいい趣味だ。悠太も最初は嫌がるだろうけど、きっと徐々にそれが快感になってくるはず。異世界の同じ顔のそっくりさんなら、喜んでやるだろうしさ。
○まとめ
火野の爆弾の導火線に火がついた回。
しかし、爆弾が爆発するのは当面先の話。今はスキージャンプが優先である。
倫たんの魅力が一杯詰まったノノノノ。
パラレルパラダイスで倫たんの世界を知った人も、ノノノノをぜひとも読んでほしいものだ。きっと倫たんの更なる魅力の沼にずぶずぶと踏み込むはずだぞ。
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