今週は合併号!!

 年末は、たん成分が不足気味な蔵間マリコです。
 さてさて月曜日ですので、いつものコーナーに入りますよー。極黒のブリュンヒルデエルフェンリートの作者である、岡本倫先生の週刊ヤングマガジン連載の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』の感想のコーナーを。
 と言いたいところですが、残念ながら今週は合併号。うー、年末年始は合併号が多いのは分かっていますけど、やっぱり辛いですねえ。年末は仕事が忙しいから、たんの漫画を読んでブーストしたいものですが、それが出来ないからなあ……。まあ、雑誌会社も休みがないとパンクしちゃいますからね。ここは我慢の時です!!
 とまあ、前置きはこれぐらいにして、今回はちょっと変わったことをしたいと思います。現在、パラレルパラダイスは第29話。意外に話数が進んだという感じですが、エルフェンリートノノノノ極黒のブリュンヒルデはどんな話をしていたのか。それを比較していきたいと思います。非常に中途半端な話数ではありますけど、何か発見があるかもしれませんからね。
 というわけで、ここから先はネタバレや岡本倫先生の独特の作風、管理人の独断と偏見が入りまくりです。そういうのが嫌だという人は、ここまで。大丈夫という人はどうぞ。

 ○エルフェンリートEL29『つながり

 荒川が角沢長官に電話し、コウタとユカがにゅうを捜索し、マユが坂東と遭遇する回。
 全体的に次の展開を動かすために、様々な場面で溜めが行われているという印象が強い。ただその中でも印象的なのが、角沢長官の顔芸と蔵間の過去。角沢長官=顔芸キャラというのは初登場時からそうですけど、どうしても出ただけでも笑ってしまう。
 その一方で蔵間の暗い過去の一部が明らかになったけど、色々と察しつつも、6巻・7巻での蔵間の過去との微妙なズレがあるところがなかなか面白い。やはり、たんの漫画は謎があるから面白い。

 ○ノノノノ第29話『尻屋 潔

 青鹿学園の火野の卑劣な罠にかかり、重傷を負った皇帝こと尻屋。しかし、彼には新宮に秘密にしていた事実が明かされた回。
 この回は、ノノノノの中でも特に好きな回のひとつなんですよね。今までは暴力的で下品、それでいながらも実力は飛びぬけてある。そんな暴君が、まさかの仲間想いな素晴らしい男だったとは。勿論、人格は壊滅的だけど、抑えているところはしっかりと抑えていますからねえ。何かある男というのは予想していたが、これには感動しましたよ。
 その一方で、新宮はねえ……。もっと早く気付けば良かったのに……。

 ○極黒のブリュンヒルデ第29話『奇妙な特徴

 警察から逃げ切り、なんとか帰還した良太たち。その一方で、黒服が新たな魔女と共に行動を開始した回。コミックスでいうと、4巻の3ページから20ページまでの部分ですね。
 この回で印象的なのが、やはり新たな刺客である5210番。この時点だと、異様な拘束具をつけていたから外見は明らかになっていなかったし、警察たちに何をしたのか理解できなかったけど、中身がなかなかと衝撃的でしたからねえ。当時の自分の予想では、一つ目の魔女なのかと思っていたんですけど、まさか極黒のブリュンヒルデの中でも相当可愛くて、一番切ないキャラになるなんてねえ……。
 それにしても、第29話でここまで進んでいるのが驚き。1話の情報量の多さとテンポのいいストーリー、やはり極黒のブリュンヒルデは読み応えがある。

 ○パラレルパラダイス第29話『lying on the beach

 リールの街のトライデント3人と嫉妬深い神の話をし、地縛神のリルと遭遇した回。
 なんていうか、エルフェンリートノノノノ極黒のブリュンヒルデと比較すると温度差が激しいですねえ。鬼気迫る展開とかそういうのはないし、それどころか交尾までやるからねえ。エルフェンリートを描いていた頃を思うと、とんでもない方向へ行った気がする。
 ただ、ラストの超展開があるのがいかにもたんらしい。謎解きは重要だ。

 これが、エルフェンリートノノノノ極黒のブリュンヒルデパラレルパラダイスの第29話ですね。やはり、パラレルパラダイスがぶっ飛んでいる。
 さて、次は第58話あたりぐらいで同じことをしようかな?きっと、かなり面白いものが発見できるはずだ。多分、パラレルパラダイスは交尾していると思うけど。