今日もたんの漫画のネタ!!

 倫たんの漫画を小学校の必修科目にしてほしい蔵間マリコです。
 さてさて水曜日ですので、いつものコーナーに入りますよー。現在、週刊ヤングマガジンで異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』を絶賛連載中の漫画家、岡本倫先生のスポコン漫画『ノノノノ』を徹底的に語るコーナーを。
 いや~、先週今週とパラレルパラダイスが休載と辛い日々が続きますけど、その代わりに倫たんの漫画のネタが増えているから不思議ですよねえ。まあ、日常ネタがあまりないというのもありますけど、少しでも倫たん成分を自力で補充しないと干からびちゃうからな。自家発電みたいなものですよ。なんか下ネタみたいですが。
 それはともかく、そろそろ本題に入らせてもらいます。当然ながら、岡本倫先生の独特の作風や、管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。

 第84話『生涯最高のジャンプ

 ○あらすじ

 皇帝のお守りを見つけた代償に、風邪で倒れた悠太。
 お見舞いに来た岸谷だが、悠太が寝たことをいいことに……。

 ○登場人物

 野々宮悠太、興梠みかげ、岸谷弘樹

 ○ターニングポイント

 ・暴走する岸谷

 みかげの指示で、合法的に悠太を裸にすることが可能となった岸谷。今まで抑えた感情が暴走し、寝ている悠太に如何わしい行為を行う。
 この回はもう、最初から最後まで笑いっぱなしだったのはいい思い出。いや、今でもこの回は笑っちゃうんだけどね。ギャグに関しては、ノノノノは爆発力が凄い。
 中でも、特に笑ったのが岸谷の台詞回し。あまりにも狂った台詞が多いから選ぶのに困るけど、「野々宮がおれのテクニックで喘いでいる!!」は酷いとしか言いようがない。お前のテクニックのおかげじゃねーから!!ただ、その時の悠太はどんな夢を見ていたのかが気になる。夢の中で天津のことを呟いていたから、天津とのエッチな夢かもしれない。

 ・生涯最大のジャンプ

 岸谷が半裸の悠太を弄る中、みかげが部屋へと入ろうとする。その瞬間、岸谷は……。
 このダイナミックな大ジャンプ、岸谷の必死さが出ていて好き!!元はと言えば、岸谷が悪いというのに、ここで火事場の馬鹿力ですからねえ。それを大会で活かしてくれよ……。
 ところでジャンプと言えば、岡本倫先生の短編作品のアルマージュ。終盤、主人公のクミコが救助用のヘリに手すりからジャンプするシーンがあるけど、明らかに届かないぐらい遠くて笑ってしまった。どう見ても15m以上は離れているし、手すりからジャンプなんて勢いが死ぬし、届いてもローターに巻き込まれるようにしか思えない。でも、助かった。不思議だ。

 ・全裸の悠太

 ついに脱がしてしまった悠太の残りの布。だが、岸谷は……。
 悠太の全裸姿は嬉しいのは分かる。でも、行き着くところまで行ったことと、天津の名前で醒めるのも分かる。熱狂的な興奮状態でも、冷や水をかけられたという感じだろうか。結局は、衝動的なものだろう。
 しかし、個人的に悠太の裸姿、というよりも昔の岡本倫先生の裸姿に不満点が一つだけあった。乳首の描き方だ。今はちゃんと乳首を描いているからとても嬉しいんだけど、エルフェンリートノノノノの時代はトーンを貼って誤魔化していた感があったんだよね。だから、もうちょっと頑張ってほしいなと思って。それを思うと、随分上達したと思う。

 ・出所したらまた逢おう!!

 みかげの言うように服を着せようとした岸谷。しかし、その瞬間、悠太が目を覚まし……。
 コミックスじゃあ分からないけど、掲載時の煽り文と柱文には一日中爆笑してしまった。『これまで本当にありがとう岸谷弘基!!そしてさようなら岸谷弘基!!出所したらまた逢おう!!』と『次号、人生最高のラストジャンプを決めた岸谷、本当にお別れなのか?』ですからねえ。これを考えたヤンジャンの編集部は、天才としか言いようがない。というか、当時のヤンジャンの煽り文や柱文は神がかっていて、掲載時がより一層に面白かった。

 ○まとめ

 全編エロとギャグに満ちた回。
 しかし、そのギャグとは対照的に、岸谷の立場は非常に苦しいものになり……。

 たんの真髄が見れるノノノノ
 パラレルパラダイスも面白いけど、興味があったらこっちも読んで欲しい。きっと、たんの魅力の虜になるはずだ。