やっぱねえ、BGMはクリアに聴きたいものだ。
BGMは重要だと思う蔵間マリコです。
いや~、予約していなかった自分が悪いんですけど、なんとか手に入れましたよー。サブカル好き御用達の雑誌『コンプティーク4月号』(以下、コンプ)を。
昔はエロゲのコーナー目的に買っていたものの、随分前にパッタリ買わなくなったコンプですけど、日久々に買うことになるとは思いませんでしたよ。理由は分かる人は分かるかもしれませんが、今月号のコンプの付録に『「艦これ」運営鎮守府謹製【捷一号作戦】Mini OST CD』が付いてくるんですよね。それが理由で、全国でコンプが売り切れ続出という事態に。自分は重版分を予約しようとした時に、他の店にあると聞いて、キープしてもらって手に入れました。今回は運が良かったけど、欲しいものはやはり予約したほうがいいな。
さて、肝心のMini OST CDだが、当たり前だけど最高の出来。『捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇)』及び『捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)』の一部のBGMの厳選、かつ1ループのみであるが、それでもクリアなBGMが心地良い。特に、現在開催中のレイテ沖海戦(後篇)のE4ボスとE6ボスのBGM『友軍艦隊!反撃開始』は今イベントでも屈指のBGM。
艦これおなじみのフレーズに、ピアノ旋律の軽快さが融合して、強いボスと戦っている時に「友軍艦隊キタ!これで勝つる!」と言わせんばかりのものとなっている。これを初めて聴いた時は、興奮しましたよ。まあ、芋艦隊は勘弁ですが。
とまあ、大満足のコンプの付録の艦これのMini OST CDでしたが、艦これのBGMって本当に素晴らしいものばかりですよねえ。激しい戦いや悲壮的な海戦のBGMは勿論のこと、鎮守府での落ち着いたBGMやちょっとおどけたBGM、感動的なBGMなど膨大な数のBGMが存在し、どれもこれもが印象的だ。
中でも個人的にインパクトがあったのが、14夏のイベント限定海域『AL/MI作戦』の後半海域のボス戦のBGM『シズメシズメ』だろう。
通称沈メタルと呼ばれる艦これ特有のBGMの元祖だけど、素晴らしいの一言。
激しい激戦を乗り越えた後に待ち構える、深海棲艦の旗艦部隊。まるで生きている者(艦娘)を水底へと誘おうとする死者たち(深海棲艦)をイメージさせるような陰鬱さ。かつて仲間だったかもしれないものと戦わなければならない、戦わなければこちらが沈められてしまうという深海棲艦との戦いのやるせなさを匂わせます。だからこそ、死闘を乗り越えて新しい艦娘との邂逅は感動がひとしおである。
その一方で、斜め上とも言える艦これのBGMも好きだ。
艦これの秋の恒例イベント『鎮守府『秋刀魚』祭り』の3年目のBGM『鎮守府秋刀魚祭り改二』がそれだ。
太平洋戦争時の軍艦モチーフの擬人化ゲームで、秋刀魚祭りという字面ですらなかなか頭がおかしいのに、秋刀魚の獲れる海域はソーラン節風のBGMに変化と無駄に力が入っている。しかも、年を追うごとにBGMがパワーアップしているから笑うしかない。この時々ある意味の分からないイベントがなんとも艦これらしい。
激しい戦闘BGMから、脱力なBGMまで何でもござれな艦これ。
時々、BGMをオフでプレイしている人がいるけど、本当に勿体無い。聞き飽きたなんて言わず、艦これのBGMで遊ぼうよ。戦果稼ぎなんかをしていたら、もう頭から離れなくなるからさ。ウフフフ……。
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