干からびそう…。

 たんの漫画が早く読みたい蔵間マリコです。
 さてさて水曜日ですので、いつものコーナーを更新しますよー。現在、週刊ヤングマガジンで異世界ファンタジー漫画、パラレルパラダイスを絶賛連載中の漫画家、岡本倫先生のスポコン漫画『ノノノノ』を徹底的に語るコーナーを。
 辛いです、今週のパラレルパラダイスは休載だからたん成分を補給できなくて。先週は先週で致命的な勘違いもありましたし、このままじゃあおかしくなりそうです。しかも、年末も近いから合併号も間違いなくありますし。ここらで何か吉報でも入ってくれないかなあ。パラレルパラダイスアニメ化決定とか、月刊ヤングマガジンで外伝漫画が連載開始とか。そう思わないと頭おかしくなりそうだ。早く、早くたんの漫画を!!
 とまあ、冗談はこれぐらいにして、そろそろ本題に入らせてもらいます。当然ながら、岡本倫先生の独特の作風や管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。

 第120話『これで許して…

 ○あらすじ

 雪野高校の赫和也のジャンプは、全ての者の度肝を抜かした。
 しかし、下里コーチの仕掛けたマテリアルチェックの罠にかかり…。

 ○登場人物

 野々宮悠太、興梠みかげ、岸谷弘基、尻屋潔、佐藤健、真岡護、笹宮宙、赫和也
 下里翼、園部隆、細井、下里広明

 ○ターニングポイント

 ・再審請求

 突然の失格となった赫。だが、彼は意見申し立てをする。
 分かってはいても、この展開はあまり好きじゃなかったなあ。マテリアルチェックの罠がしっかり成功しないと、この件を入れる必要性がどうにも薄くなってしまう。どうせなら、守門高校の下里がこの罠で失格退場するほうが物語として盛り上がったんじゃないだろうか?反則行為をすれば因果応報として溜飲が下りますし。たんの漫画は、悪人に罪の意識を覚えさせて苦しいまま退場したり、後悔させるということがあまりないまま退場させるのが欠点だと思う。やはり、スカッとさせないと。

 ・下里翼の過去

 ついに守門高校のエース、下里翼の番に回ったが…。
 やっぱり、スポーツって好きこそ物の上手なれから始まっている人間のほうが延びると思う(もっとも、プロでの戦いが苦悩のあまり、引退時に二度としたくないという人も結構いるようだが)。例えば、悠太も父親に金メダルを見せるために頑張っているというのもあるが、それよりも先にスキージャンプが好きというのがありますからね。
 それに対して下里翼の場合は、同じように父親の仇は討ちたいというのはあるけど、高所恐怖症という致命的な欠点がある。これでは楽しく飛ぶことなんてできないし、限界も早い。好きというのは、大きな要素であるに違いない。

 ・高校生の中では一番になる

 それでも、下里は恐怖を堪えながらも飛んだ。父親に高校生の中では一番になるというプレゼントをするためにも。
 本人の記録はともかくとして、少なくとも1回目のジャンプの時点では守門高校は首位になった。それは紛れもない事実だろう(不正行為があったのは別問題だが)。
 だが、彼はこの時点で棄権をすることを決めていたのは間違いない。槇野の言っていた発言が理由ではない、本人が限界を感じていたからだ。これが足を挫こうが挫かまいが、結果は同じだったかもしれない。

 ・5位

 下里翼の記録は、111m。それにより守門高校が首位、奥信高校が5位になってしまった。
 これで終わるわけがないというのは分かっていた。流石に金メダルの夢絶たれて終りなんて、あんまりだから。だからこそ、どうやって奥信高校を4位にするかが非常に気になった。まあ、ちょっと微妙な感じで4位に滑り込んだが。どうせなら運で勝ち取るよりも、実力で勝ち取って欲しかった。

 ○まとめ

 下里翼の過去と苦悩が描かれた回。
 次回は5位で脱落するはずの奥信高校が滑り込みセーフとなる回だが…。

 見所が色々と多いノノノノ
 こうやってノノノノを徹底的に語るコーナーを書いているけど、どうしてもたん成分が足りない。早く月曜日になってくれないかあ。あああ、早くパラレルパラダイスが読みたい!!