たんの漫画を読める幸せ。

 ファンタジーもエロも重要だと思う蔵間マリコです。
 さてさて月曜日ですので、いつものコーナーを更新しますよー。極黒のブリュンヒルデエルフェンリートの作者、岡本倫先生の週刊ヤングマガジン連載の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』の感想のコーナーを。
 いや~、毎週月曜日の朝にたんの漫画を読めるって最高ですよねえ。先々週から職場実習が始まってなかなか体がついてきませんが、そんな自分に活力を入れるのがパラレルパラダイス。これのおかげで1週間の最初がキビキビと働けますよ。まあ、週末に向かうにつれてエネルギーが減っていきますけど、それでもたんの漫画があるとないとでは違いますからね。やはり、たんの漫画は自分にとっての栄養源そのものだ。
 とまあ、前置きはこれぐらいにして、そろそろ本題に入らせてもらいます。当然ながら、ネタバレや岡本倫先生の独特の作風、管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。

 今週のパラレルパラダイス第74話『正体不明のショウ・タイム』が掲載されましたが、まさかまさかの展開でビックリしましたねえ。先週の血生臭く緊張感に溢れるシーンからの突然の交尾シーンですから。いやまあこういうの大好きだけど、青年誌的に大丈夫なのだろうかとちょっと心配になったりもする回でした。
 さて、前回のラストで責任を取るために刺し違えてでもアルル=ガリアを倒そうとするカヅチ。しかし、アルルは小馬鹿にしたように断る。そりゃそうだ、ルーミですらロクにダメージを与えられない相手にカヅチが太刀打ちできないのも目に見えている。それに言われなくても殺す事だってできるのだから。だけど、サンドリオの住民のために命を張ることは認める。完全に上から目線のアルルに、あのガーディアンになることを憧れていた時のアルルが遠い日に感じます。
 その代わりにアルルは、ある提案をする。命の代わりに自尊心を奪う、衆人環視の場で全裸になる。そうすればサンドリオの街を見逃すと。
 これはなかなかえげつないですねえ。アルルが嫉妬深い神に出会えばそれこそ何が起こるか分からない。最悪、人類が滅びてしまうかもしれない。それにカヅチの自尊心を奪うことは行き掛けの駄賃のようなもの。本来なら断りたいものだが、断っても結果は同じ。ならば、否が応でもアルルの要求を飲まなければならない。音頭まで取っちゃっているし、アルルの煽りスキルはなかなかですねえ。
 結局、ぶち抜き絵で全裸になったカヅチ(ナイスバディ)。しかし、くっ殺的姫騎士のようにこの程度のことで自尊心が奪えるはずもない。大体、たんの漫画には裸忍者がいる世界ですし、それどころか全裸で由比ヶ浜を歩くミュータントの少女だっていますから。
 そこでアルルは更なる要求を出す。目の前で陽太と交尾をすること。カヅチにとっては間違いなく試練だが、陽太にとっては造作もないことだった。それどころか内心呆れているぐらいだった。まあね、サンドリオに監禁されてからは見ず知らずの少女たちと交尾をする日々でしたからね。ただ、普通の人間ならば躊躇はするだろうが。ここで呆れるあたり、流石のベッドヤクザである。
 世界で唯一のオスを前にして、無意識に欲情の泉が垂れ始めるカヅチ。アルルはそれを指摘するが、カヅチは汗だと否定する。そんな意地を張っているカヅチにあることを仕掛ける。マヤやモブの首をチョンパしたあやとりらしきもので手加減しながら橋を作る。すると、カヅチが緊迫宙吊りの状態にされたではないか!!しかも、あそこが丸見え!!
 いやもうたん分かりすぎているよ!!カヅチへの徹底的な辱め方も上手だし、ここであそこ丸見えな宙吊り緊迫を選ぶというチョイスにセンスがいい。まあ、ここまでやったら「18禁のゲームと同じじゃん…」とか言われそうだけど、ここまでやるからこそ意味があるんですよ。
 動くこともできない、ただただ耐えることしかできないカヅチ。それに対して陽太もサンドリオの住人の命のために前戯を始める。瞬間、他の異世界の女の子同様に快楽に溺れ、淫らな姿を晒してしまう。そして、それを見ているルーミやバニーユ、他のモブも発情してしまう。命を捨ててでもサンドリオの平和を守る、そんな責任感を背負っていたカヅチ。アルルに自尊心を踏み躙られ、屈辱感とメスとしての快感に塗りつぶされる様は興奮しちゃいますよ。
 前戯が終わり、完全にメスになってしまったカヅチ。これでこのまま交尾してフィニッシュか、と言いたいところだったがここでアルルが割り込み、あることを聞く。サンドリオの人間が解読した古代語、嫉妬深い神を蘇らせる呪文を教えてと。
 古代語については次回の考察にでも語るけど、ここで完堕ちさせるために焦らすのは卑怯ですよねえ。多分、エロ漫画のように白状するとは思うけど、どうなるのやら。

 まさかの交尾シーン突入のパラレルパラダイス
 青年誌でここまでエロいことができるなんて、たんは怖いもの知らずだな。このままゴーイングマイウェイを貫いて欲しいものだ。

 パラレルパラダイス第74話の評価

 満足度 ∞
 たん度 ☆☆☆☆
 エロ度 ∞