考察も楽しみの一つ。

 倫たんの漫画を骨の髄まで楽しみたい蔵間マリコです。
 皆さん、今週のパラレルパラダイスを読みましたかー?いや~、色々と気になる展開になってきましたねえ。 物語の根幹となる部分もそうでない部分も。特に今はそうでない部分が大変なことになっているからなあ。悲しい結末にだけはならないことに願いたいものだ。特に自分の好きなあの二人は。
 とまあ、とにかく不穏な内容の今週のパラレルパラダイスでしたが、今回は考察を幾つかしたいと思います。結構あいまいな情報ですけど、考察するには充分な情報でもありますからね。まあ、半分は妄想が入っていますが。
 というわけで、ここから先は考察のコーナー。ですので、ネタバレや岡本倫先生の独特の作風、管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。

 ・パラレルパラダイスの世界のテクノロジーについて

 文明が崩壊してから久しいパラレルパラダイスの異世界。
 しかし、サンドリオ編からかつて存在したテクノロジーの数々が露わとなる。古代語の呪文(パスワード)、札(カードキー)、扉(転送装置)、光の魔筒、そして嫉妬深い神を作ったということ。完全に予想の部分となると、城の中が遺伝子バンクのクローン培養施設やタイムマシーンがあるとも考えている。
 そこから察するに、どこからか得たテクノロジーの結晶と考えられる。例えば、宇宙人とかさ。そう考えれば、作中に登場するオーバーテクノロジーもどれも説明が付く。勿論、存在そのものは秘匿していて、人類滅亡の危機を乗り越えるために本格的に使われるようになったと思われる。
 そして、嫉妬深い神を作ったという発言。このブログでしつこく語っているが、もう一つの月が嫉妬深い神と予想している。ということは、細胞分裂の感覚でもう一つの月を作ったのだろうか(描写を見る限り、生物的であるし)?目的は、恐らく人類を移住させるために。そうだとしたら恐ろしい技術である。これのせいで地球の文明が崩壊するなんて。

 ・アルルの出生について。

 人間を食べるためにミースの街に訪れたアルル。
 台詞を聞く限りではミースの街にかつていたことが分かる。そこから察するに、アルル、というよりも魔女は他の人間と同様に人里で暮らしていた可能性が高い。それを考えると、アルルも城から生まれた存在なのかもしれない。
 ただ、3000年前に男性と交尾をして不老の存在となった。そこから考えるに、アルルやガリアは元からそのように作られたのではないのだろうか?例えば、異世界の人間のプロトタイプとして作り出され、交尾した。しかし、それが想定外の結果になったのか、結果どおりになったのか分からないが不老になった。そこから色々と調整したのが、今の異世界の人間なのではないのだろうか?
 あるいは、その魔女の餌のために作り出されているのが異世界の人間とか。う~ん、ここら辺の設定周りはイマイチ答えが纏まらない。もう少し話が進んでから予想を纏めよう。

 ・てるてる坊主のリリアについて。

 久しぶりに登場したリリア。しかし、読者にとっては胡散臭い存在でもある。陽太を突き落としたてるてる坊主の正体なのだから。
 そのてるてる坊主のリリアだが、某大型掲示板で面白いことを聞いた。リリアがアルルとの戦いで右腕を失う可能性を。
 確かにそれは面白い話である。てるてる坊主の右腕は明らかに義手。だから、てるてる坊主のリリアがリリア本人ならば、その可能性だって充分に有り得る。
 ただ、そうなるとなかなかヘヴィな展開になりそうだ。弓使いにとって腕を失うことは致命的、それだけでなく今までできたこともできなくなってしまう。間違いなくリリアの人生に影を落とすに違いない。初菜ちゃんがいれば、こんな悲劇は避けれたのに…。
 だけど、そこからてるてる坊主に繋がるのか。そこはどうにも不明な部分である。ただ言えることは、リリアの動向が注目すべき点の一つだろう。

 謎が多すぎて考察が捗るパラレルパラダイス
 これらの答えが出るのは当面先になるだろう。でも、これらが明らかになった瞬間、どのような反応をするかが楽しみである。きっと、想像以上のものを出してくれるはずだ。