出張!!

 たんの漫画も、774さんの漫画も好きな蔵間マリコです。
 紙媒体のを待つ予定でしたけど、月曜日になりそうなので、先に電子書籍版を買いましたー。Webコミック『マガジンポケット』で絶賛連載中のナナシ作のラブコメ漫画『イジらないで、長瀞さん』の特装版6巻を。
 買った理由は以前の記事にも書いているように、6巻の特装版にたんのアンソロ漫画が収録されているという縁で。ページ数2ページであるものの、いつものたんの面白さといつもと違う面白さが垣間見えましたからね。特にたんの描く褐色キャラは、今回の長瀞さんが初めてですし。たんも連載を持っているからなかなか難しそうですけど、こういうアンソロ企画は時々見たいものですね。
 他にも、谷川ニコさんや鈴木健也さんといった名だたる漫画家のアンソロ漫画も負けず劣らずの面白さ。そして、ナナシさんの描く長瀞さんの本編も面白い。恐らくはたんがアンソロ漫画を描くことになった切欠であろうパライソ・ハーレム(言うまでもなく、パラレルパラダイスのパロである)の回もありますし。本当なら紙媒体で読むのが一番なんだけど、1日でも早く読みたかったから電子書籍で買って正解だったよ。

 とまあ、たんの出張漫画に大満足したイジらないで長瀞さんでしたが、今回はナナシさんの話でもちょっとしたい。
 ナナシさんというと、自分のイメージとしてはpixiv時代や同人のものが強い。長瀞さんみたいなラブコメ路線もあるけど、どっちかというえげつないイラスト。例えば、行方不明になった小学生の女の子がビデオメールとともに、得体の知れない男とエッチなことをしていたり、魔法少女まどか☆マギカの巴マミが学校でAV撮影させられたり、異能力の女の子が四肢切断された上に豚と交尾させられるとか。長瀞さんも好きですけど、どっちかというとリミッターの外れている時の作風が好きかな(今回のアンソロの鈴木健也さんのがそれに近い。)?なんたってリョナが大好きですから。
 でも、そのpixiv時代に生まれた長瀞さんを商業ベースで大ヒットを生み出しているのは凄いと思う。デビューする前から描いている漫画を商業誌で連載する漫画家が頻繁にいるけど、なかなか上手くいかないことが多い。そんな中、ナナシさんのイジらないで、長瀞さんはかなりのヒットをしているわけですからね。作者自身の作風と商業誌に求められている取捨選択が上手いと思う。
 あー、でも、たまに774として活動している時のナナシさんの作風が見たいなあ。えっぐいえっぐいエロが。異能力少女のリョナ合同本の続編なんかがあったりしたら、また参加してほしいな。高飛車な女の子が酷い目に遭いながらも、快楽堕ちする姿はたまらないからな。

 商業デビュー前から何かと楽しませてもらっているナナシさんの作品。
 もし、パラレルパラダイスの特装版でアンソロが収録されることになったら、今度はナナシさんのパラレルパラダイスが見たいものだ。それもえっぐいえっぐいエロで。欠損しているルーミの快楽堕ちとかさ。