倫たんの漫画が今熱い!!

 一癖もふた癖もある展開が大好きな蔵間マリコです。
 さてさて月曜日ですので、いつものコーナーに入りますよー。極黒のブリュンヒルデエルフェンリートの作者、岡本倫先生の週刊ヤングマガジン連載の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』の感想のコーナーを。
 いや~、パラレルパラダイス8巻通常版&特装版の発売が1ヶ月を切りましたねえ。ヤンマガで読んでいるから話の流れ自体は当然ながら知っていますけど、コミックスはコミックスでの面白さがありますからねえ。纏めて読める楽しさに、掲載時にはなかった場面の追加、そして特装版の小冊子。エッチな場面も自分が特に好きな場面でもありますし、早く発売日が来てほしいところです。
 とまあ、前置きはこれぐらいにして、そろそろ本題に入らせてもらいます。当然ながら、ネタバレや岡本倫先生の独特の作風、管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。

 今週のパラレルパラダイス第94話『護り人の使命 漏らせない悲鳴。』が掲載されましたが、ガーディアンの心情がまじまじと描かれた回でしたねえ。それだけでなく、異世界の謎に関することや倫たんなりのジョークもあり、ボリューム一杯の内容。これでこそ、倫たんの漫画だわ。
 さて、命を投げ出してミースの街を守ろうとするキアに反論した陽太。陽太はいつもと同じことを言うが、キアにとってナゴミはただの同期ではなく、大切な友達。だからこそ、ナゴミが命を投げ捨てたように、キアもそれに応えないといけないと考えている。
 まあ、キアの気持ち痛いぐらいに分かる。それもただの捨て鉢ではなく、覚悟であるから尚更だ。でも、一人でも多くの人間を救いたい陽太、というよりも読者を含めてそうは思わないだろう。誰だって死んでほしくないから。
 そんな覚悟を決めたキアに対して陽太の返答は、「このおれがいるんだぞ」。勝算があるわけでもないのに、随分自信のある発言ですねえ。でも、世界で唯一の男が弱気になっているところなんて見たくはないからな。だから、それが根拠がないもので前向きな態度を取っているほうが安心する。そこら辺は、主人公というか。
 ただ、この後に色々と台無しな発言をするところが陽太の酷いところ。デリカシーの欠片もない、キアを小馬鹿にしたような発言。特定の人間が見たら憤慨するような場面だろうけど、こういうのがあるからこそ岡本倫らしい漫画と言えるよ。
 さてキアと別れて、ミサキに出会いに行った陽太。その時のミサキの反応が面白いのなんの。まあ、陽太と二人っきりなんて初めて交尾した日以来ですからねえ。男嫌いだった頃と比べると、本当に面白い。まあ、こんな夜中に訪れたらそう考えるのもおかしくはないけどさあ。
 糠喜びをしたミサキだったが、陽太は色々と質問をする。ガーディアンが身に着けている髪飾りのことに、何故ガーディアンがミースの街で修行をするのか。これらの解答に関しては当面先のことだろうけど、個人的にはアルスレイヤから派遣される師範という存在が非常に気になる。実力はガーディアンを凌駕しているのは想像付くけど、問題はそいつらが人間であるかどうか。多分、亜人種とかじゃなくて、アンドロイドみたいなコンピューター的存在が吹き込んでいるのかもしれない。そして、そのコンピューターの親玉的な存在なんかも登場するかもしれない。
 それはともかくとして、陽太はガーディアンのやり方に異論する。しかし、ミサキにとってはそれが当然だと答える。勿論、進んで死ぬような蛮勇などではないし、ガーディアンだって長く生きたい。一人の死によって、多くの命を救えるからだ。そして、ガーディアンは命を捨てることは相当な痛みと覚悟を持っていることを。
 ここでようやく陽太が今まで抱いてきた異世界の人間の価値観の疑問に対しての答えが出てきましたねえ。陽太の元々いた世界ではそんなことをしなくても生きているけど、未来の地球ではそうしないとみんなが死んでしまう世界ですからね。だからこそ、キアの覚悟も相当なものだったに違いない。
 それでも死んでほしくないと言うのが陽太。さて、陽太はアルル討伐のために何をするのやら。流石にこのままミサキと交尾なんてことはないよね?

 登場人物の心情も色々と楽しめるパラレルパラダイス
 次の冒険となるだろうアルスレイヤの謎もばら撒いてきたし、これから先の展開が楽しみだ。きっとたんなら、読者の想像を超える展開をしてくれるだろう。

 パラレルパラダイス 第94話の評価

 満足度 ☆☆☆☆☆
 たん度 ☆☆☆☆
 謎度 ☆☆☆☆☆