大台突入!!

 美少女SFバイオレンスラブコメディも、スポコンも、純愛ダークファンタジーも、異世界ファンタジーも大好きな蔵間マリコです。
 皆さん、今週のパラレルパラダイス読みましたかー?単刀直入に言うと、先が気になる内容でしたねえ。次の冒険に関係することを匂わせる要素もありましたし、あの人のこれからの活躍も気になりますし。新章突入への準備としては最高でしたね。
 とまあ、非常に面白かった今週2度目のパラレルパラダイスでしたが、語るべきことがもう一つ。今回で連載第100話となったこと。たんの漫画はどれも長期連載作品ですけど、パラレルパラダイスも無事に仲間入り。それだけどの作品も読者に愛されていることは確かだろう。
 というわけで、今回はエルフェンリートノノノノ極黒のブリュンヒルデの第100話を比較してみました。完全に自己満足な小ネタかもしれませんけど、何か意外な発見があるかもしれません。
 そんなわけでここから先は、ネタバレや岡本倫先生の独特の作風、管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。

 ○エルフェンリートEL100『願い星

 コウタの父親と妹のカナエを殺したことを贖罪し、重傷のコウタを助けるために救急車を呼ぼうとしたが、同じくルーシーに恨みを持つ蔵間が立ち塞がり…。
 いや~、重たい重たい!!エルフェンリートは全体的に影を落としている作品ですけど、やはり最終盤のエルフェンリートは特に重たい。この場面のルーシーのことを5秒で約束を破るヒロインなんて冗談めいたことを言っていた記憶がありますけど、それでも重苦しい雰囲気を紛れさせるために言っていたようなもんですからねえ。物語の終わりも近いというということもあって、2、3話に1回は泣いていたもんだ。
 ちなみにこの回はセンターカラーでぽよよんろっくを意識したものとなっている。そして、連載100回記念ということで、抽選プレゼントがあった。自分は3枚ほど応募して、1枚抽選した(当ったのは、ナナの香り袋)。

 ○ノノノノ第100話『いいよ

 奥信高校スキージャンプ部の天津暁の全日本代表の招聘が決まり、教室を利用して送迎会が行われる。ワイワイと楽しむ悠太、天津、岸谷の三人だが、悠太があることを切り出す。
 所謂繋ぎ回であるけど、非常にしみじみとした光景が描かれていてホッとする。普段の切磋琢磨とした部活としての青春ではなく、ごく普通の高校生としての青春。見え隠れする悠太、天津、みかげの三人の三角関係。自分もこんな学生生活を送れたら良かったなあと羨ましく思います。
 その一方で終盤のみかげの裸体にも注目。悠太にとって大ピンチでありますけど、読者としてはこの緩急がたまらない。ノノノノだからこれ以上は発展しませんでしたけど、パラレルパラダイスだったら交尾に発展しているだろう。百合交尾、それもアリだな!!

 ○極黒のブリュンヒルデ第100話『黒羽寧子

 暴走するヴァルキュリア=藤崎真子を止めるために、切札のMBHを使うクロネコ。世界の終わりを様相する大爆発。そして…。
 極黒のブリュンヒルデ第1部の最終話。最強クラスの魔女の対決の結末だけあって派手な回であり、同時に寂しさのある回でもあり、先の展開が気になる回でもある。九のことを盲目に愛しながらも最後まで振り向いてもらえることができず、弱々しく醜いドラシルの姿を晒し、潰された藤崎真子。なんだかんだで生き延びたカズミと初菜。そして、MBHを使った代償で寧子の記憶が失う。ひと段落着いたというのに、これからどうなるのよという感じがしてたまりません。
 ちなみにTVアニメ版極黒のブリュンヒルデの最終話もここの回までやるけど…、まあ今では岡本倫先生の漫画を語るにいい思い出の一つである。

 どの回もなかなか印象的な岡本倫作品の第100話。
 これを見ると、パラレルパラダイスの100話目の妙なテンションが目立ちますねえ。根幹はたんの作品そのものであるけど、ギャグとかエロとかそういうのが印象的ですからねえ。こうも温度差が違うとは面白いものだ。