いやあ、SNK全盛期の作品がこのような形で読めるとは…。 

 ゲーセン大好き蔵間マリコです。
 いや~、ネットで噂になっているあの漫画を読みましたけど、なかなか面白いですねえ。大人気格闘ゲーム『THE KING OF FIGHTERS』の公式外伝漫画『THE KING OF FANTASY 八神庵の異世界無双 月を見るたび思い出せ!』が。
 タイトルからして明らかに異世界転生ものではありますけど、これが思った以上にはまっている。主人公が八神庵だからどんな強敵が出てもなんとかなりそうという説得力があるし、説明する必要もないぐらいに濃いキャラクターかつ漢らしいキャラだから好感が持てる。これだけでもそんじょそこらの異世界転生ものよりも面白い。
 だけど、この作品が一番面白い理由はKOFを異世界転生ものの世界に上手く落としこんでいるという点。ゲーム内での設定を上手いところ突いて異世界転生させる理由を作ったり、プレイしたことある・観戦したことある人ならクスッとしてしまうアクションを取らせたりと作りこみがしっかりしている。これはシリーズをしっかりプレイしていないとここまで細かいことはできんよ。
 KOFというか、SNK自体時々おかしなことをする会社だけど、異世界無双も本家と変わらぬ面白さだった。実感のような安心感、原作のノベライズをぜひ読みたいものだ。

 とまあ、まさか22年前の作品の続きを今読めることに感慨深く感じた今日でしたが、SNKというと自分も色々と思い出がある。
 とはいっても、自分はKOFとか餓狼伝説とか侍魂をしていたわけではない。格ゲー自体は強くないから、あまりプレイしないクチだ。その代わりにプレイしていたのが、メタルスラッグシリーズであって地元のおもちゃ屋のMVSやデパートのゲームコーナーでアホみたいに遊んでいた。少ない小遣いを上手くやりくりして、ノーコンクリアーできた時の感動は今でも覚えている。
 じゃあ、KOFに思い出がないかというとそうではない。ギャラリー専門ではあるけど、コンピューター戦・対人戦とも、とにかく熱いバトルで目が離せなかった。ミリ残したところの逆転劇や鮮やかなコンボ、思いもかけぬ珍プレイなどといったものに出会えることもあった。
 特にKOFはラスボスは心に深く残っている。KOF94のルガールのゴッドプレスやジェノサイドカッターの派手さも相まって「どうやって倒すんだよ、こいつ」みたいな絶望感が凄かったし、KOF96のゲーニッツのドラゴンボールの天下一武闘会のピッコロ対孫悟空感がたまらないし、KOF97のオロチの全体攻撃もインパクトが凄かった。あれをドット絵でゴリゴリと動かせるSNKの技術も凄いし、むちゃくちゃ強いラスボスには度肝を抜かされたし(オロチはそうではないが)、それを勝ち抜くプレイヤーには感動した。いやもう、何もかもが驚きの塊だ。
 それから一度SNKが潰れたものの、紆余曲折の末にSNKは復活している。昔と雰囲気はかなり変わったが、昔から何かと思い出のある人間としては感慨深いものである。これからもきっと面白いゲームを提供し、多くのプレイヤーの心に刻むだろう。

 ゲーセン好きの自分には色々と思い出のあるSNK
 ただ、個人的に言いたいことが一つある。メタルスラッグの正統的な新作を作ってくれ!!格ゲーじゃなくて、アクションシューティングがしたいんです!!へヴィマシンガンでミンチにしたり、メタルスラッグで轢き殺したりしたいんです!!あの爽快感はメタルスラッグならではだから。お願いします、なんでもしますから!!