やっぱりたんの漫画がないと。

 青年誌ギリギリの作風に大満足な蔵間マリコです。
 さてさて、2週間ぶりに更新しますよー。極黒のブリュンヒルデエルフェンリートの作者、岡本倫先生の週刊ヤングマガジン連載の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』の感想のコーナーを。
 いや~、パラレルパラダイスが読めるって本当に幸せですよねえ。青年誌でやってもいいのかというぐらいにエロスに、非常に気になる異世界の謎、岡本倫先生ならではの台詞回し、衝撃の展開などなど…。ヤンマガの漫画はどれも面白いですけど、パラレルパラダイスがあるとより一層盛り上がる。やはり、たんの漫画があってこそのヤンマガだ。
 とまあ、前置きはこれぐらいにして、そろそろ本題に入らせてもらいます。当然ながら、ネタバレや岡本倫先生の独特の作風、管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。

 今週のパラレルパラダイス第103話『一刀両男』が掲載されましたが、ギャグとシリアスがちょうどいい塩梅な回でしたね。特にシリアスな部分がなかなかと不穏で先の展開が気になるというか。エロばかり話題になるけど、こういう岡本倫ならではの謎の要素があるからこそ面白い。
 さて、カル(1コマ目におちんちんを描いているあたりが素晴らしい)に襲われて絶体絶命のペコ。しかし、このまま犯されるはずがない。カルを一閃し、颯爽と現る陽太。前にも同じようなシチュエーションがありましたけど、今回は悪態は吐けど性奴隷呼ばわりしないあたり、ペコに対しての扱いが窺える。まあ、別に交尾した相手でもなんでもないですからね、こういう態度なのも納得。
 さあ、これで形勢逆転、と言いたいところだったが、やはりいつものようにカルは退散してしまった。これは相変わらず気になりますねえ。カルが人間の男性の成れの果てというのは予想していますけど、なんで陽太が現れると逃げるのか。もしかして、カルって陽太のクローンか何かの失敗なのだろうか?
 何とか助けられたペコだが、陽太が男のおかげでカルが退散したことに怒りを煮やす。その屈辱的な姿もドS心をくすぐらせられるものだが、陽太は酷い目に遭った女の子を即交尾するような男ではない。それを説明するかのように後から現れたルーミが説明をする。
 しかし、その説明もなかなかと酷いものでして。まあ、交尾をしたら崩月から回避できるのは確かだけど、338ページ目の1コマ目と2コマ目がただの変態じゃん!!モブの女の子の服をひっぺ返して、尻の壁を眺める光景ってどういう想像をしているんだよ、ルーミは。まあ、似たようなことをしたのは否定しないけどさ。
 だが、陽太はしなくても、かつてルーミの想像をしたような変態悪逆な男がいたそうだ。アマネが言うには、全ての女を思い通りにして、性欲を満たすために玩具のように辱め、人としての尊厳を奪い、道端で排泄させ、無様な姿を晒させ、最後は簡単に殺した。そんな男が三千年前に存在した。
 コイツが明らかに嫉妬深い神を怒らせた原因というのは分かるけど、色々と想像を掻き立てさせられる。恐らくは浴衣を着た人物は陽太のパパンだろうけど、どうしてこのような凶行に出たのか。まあ、単純に軽率な行動をした結果なのかもしれない。そして、それを息子に尻拭いを任せているのかもしれない。なんとも酷い話である。まあ、三千年前の男みたいに全ての女を思い通りにしたいけどさ。
 なんとかカルを撃退したが陽太一行。ところが、ここで更なるハプニングが。まさかのユニコーン逃亡。まあ、そうなると展開が見えているよねえ…。嫌がるペコ相手にどうやって交尾をするのか。このまま極めて事務的な交尾になるのか?あるいは、今までとは違ったプレイをするのか?これは楽しみだ。

 ギャグもシリアスも楽しいパラレルパラダイス
 今週は合併号だったので、次回は再来週。2回連続2週間空くのは辛いけど、その分、交尾シーンに力を入れてくれそうだし楽しみだ。

 パラレルパラダイス第103話の評価

 満足度 ☆☆☆☆☆
 たん度 ☆☆☆☆☆
 エッチ度 ☆☆☆☆