まさかの展開とは。 

 青年誌大好き蔵間マリコです。
 皆さん、今週から週刊ヤングジャンプで連載開始された奥浩哉先生の話題の新作を見ましたかー?自分は見ましたけど、これが衝撃的。本格的に時代劇ものをやるんだなと思ったら、途中からどこかで見たことのある流れ、そしてラストのページで『GANTZ:E』と黒い玉と部屋に閉じ込められた人々ですからねえ。今週の銀河英雄伝説あたりも衝撃的でしたが、まさかのGANTZの連載開始に興奮しまくりでしたよ。
 しかし、この江戸時代で星人を狩る話となると随分都合が変わってきそうだ。この時代に地球外の存在なんて分かるわけがないし、星人も妖怪扱いされるだろう。あと、お約束的に既にGANTZのゲームに既に参加している人間がいそうだ(所謂、西くんポジション)。まあ、前作に引っ張られすぎるのもどうかと思うけど、思う存分GANTZらしく独特なデザインの宇宙人とバイオレンスな戦闘と謎めいた展開を繰り広げてほしいものだ。

 とまあ、GANTZの新作にワクワクな自分ですが、前作のGANTZは本当に毎週が楽しみな作品だった。
 自分がGANTZに出会ったのは、エルフェンリートが連載開始されるよりもちょっと前。確かあばれん坊星人・おこりん坊星人編だったはず。初めて見た時は、とにかくバイオレンスな内容にちょっとした拒絶反応を起こしてしまった。今と違って、そこまでバイオレンスな作品に触れるなんて事は滅多になかったからね。当時はGTAとかも敵視していたし。
 でも、回数を重ねるにつれて、GANTZが好きになっていってね。ここまで圧倒していたはずの玄野を返り討ちに遭わせ、圧倒的な力で他のメンバーを殺していく千手観音。そして、加藤との相打ちによっての終結と一人で部屋に戻される玄野。ドラゴンボールのナッパやフリーザ以来の絶望感に、すっかりGANTZの虜になってしまった。
 あと、扉絵のガンツガールも楽しみな一つで。本編とは全く関係ないけど、ガンツスーツを着た美少女が性欲を掻き立てさせられて。明確なシチュエーションがあると思ったら、よく分からないけどセクシーなポーズだったり、パッキンのチャンネーの陰毛が見えたりと。途中でガンツガールが無くなったのは残念だけど、これもGANTZの見所の一つだったな。
 エルフェンリートタフ夜王、そしてGANTZ。この4作品があって、週刊ヤングジャンプ。そして、ヤンジャン黄金期を支えた立役者と言ってもいいだろう。連載が終わった後は、何かポッカリと穴が開いたような感じで少し寂しかったな。バイオレンスで、エロティックで、謎めいた展開の連続。GANTZは青年誌の醍醐味を詰め込んだ作品といってもいいだろう。

 一つの青春の作品であるGANTZ
 作画は違うけど、やっぱりGANTZがあるとヤンジャンを読んでいるという気分になるわ。長らく奥先生がヤンジャンにいなかっただけに、これは本当に嬉しいサプライズだよ。