今週はセンターカラーですぞ!!

 ファンタジーもエロもバイオレンスもギャグも楽しみたい蔵間マリコです。
 さてさて月曜日ですので、いつものコーナーを更新しますよー。極黒のブリュンヒルデエルフェンリートの作者、岡本倫先生の週刊ヤングマガジン連載の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』の感想のコーナーを。
 いや~、パラレルパラダイス9巻が大人気ですねえ。amazonランキングを見る限りでは青年漫画部門1位ですから。今までも勢いがありましたけど、ここまで人気があったのは今までありませんからねえ。きっと池袋駅の広告ポスターの効果が大きかったのかもしれない。これでアニメ化をはじめとしたマルチメディア化に大きく一歩前進、ゆくゆくはパラレルパラダイスが世界を救うなんてことも…。
 まあ、冗談はともかく、そろそろ本題に入らせてもらいます。当然ながら、ネタバレや岡本倫先生の独特の作風、管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。

 今週のパラレルパラダイス第109話『銀(しろがね)の鎧 鉄(くろがね)の呪い』が掲載されましたが、予想通りの展開ながらも爆笑を誘うあたり、岡本倫先生の手腕が発揮した回でしたねえ。同じようなシチュエーションを他の漫画家が描くのとどうしてこうも違うのか。ホント、たんは鬼才漫画家だわ。
 まずは扉絵。今回はセンターカラーなのだが、描かれているのはなんと爆弾使いのキア。まさかこんなところでキアちゃんのカラーが見れるなんて。髪の毛の色を茶色と想像していたのですが、ビリジアンに近い髪色とは意外。あと、キアちゃんの三白眼とへの字の口が可愛い。恐らく、10巻の表紙はこれになるのだろう。ツイッター仲間の言っていたモモが表紙になるのはまだ先そうだ…。
 さあ、本編に入るとしよう。前回のラストでナクタの曝け出したおっぱいをもみゅした陽太。これでビュルビュルになって戦闘終了、と思いきや大将校だけあって簡単に折れなかった。パンチ一発、そして怯んだところに剣で一刺し!!
 しかし、狙いは外れてしまった。明らかに陽太のパイタッチが効いている。その隙を突き、ルーミは兜へ痛烈な一撃。そこから露わとなったナクタの顔。例えるのならベルサイユのばらのオスカルだ。まさか倫たんがこんな麗しい女性キャラを描けるなんて思わなかった。まあ、これで中がロリキャラみたいな顔よりも引き締まっているほうが合っていますしね。このチョイスは大正解だわ。
 顔も露出し、無防備となったナクタにすかさずディープキスを決める陽太。普通の漫画じゃあ絶対に有り得ないシチュエーションだが、ナクタはそれに構わず陽太の顎にアッパーをぶち込む。これ、舌が切れそうだし、歯が折れそうだし、顎が砕けそうで無茶苦茶痛そうだ。気の強い女騎士は拘束するまではエッチなことをしようとすると反撃くらうのは常識だ。
 だが、ここまで暴れていたナクタも限界。体から力が抜けて、身動きが取れなくなってしまう。それを見た陽太は『堕ちたのは体だけか‥』と独白する。なんだか悪役の言うような台詞ですねえ。まあ、悪いのはナクタなわけですが。
 陽太たちに敗北し、牢屋で磔にされたナクタ。すると、まさかここでナクタのくっころ発言。いやもう、気の強い女騎士のお約束的な台詞ですねえ。まあ、この台詞を言うキャラは大体は心も体も快楽に堕ちちゃうわけですが。
 流石に陽太はナクタを殺すわけがないが、彼なりに拷問を与える。言うまでもなく、前戯である。舐められ弄られ吸われるナクタ。その嬌声と欲情の泉に性欲を掻き立てられるが、それでも表情が崩れないあたりなかなかの強敵。カヅチも相当堪えたが、ナクタはそれ以上である。
 そんなナクタを見て、陽太は敢えて最後までやらない。絶頂するまで発情し続ける、それを利用しての拷問だ。当然だ、何も悪いことをしていない人間3人を殺したのだから。
 それに対してナクタは、自身の意志で殺していないと反論する。法と国母の命令に従っているだけだ。男と交尾した人間は臣民ではない、彼女は交尾をした人間を殺す命令を実行するために育てられたのだ。ルーミたちガーディアンも言えますけど、異世界の人間は誰かによって命令をされている。その理由は種の保存であることは確かだが、命令している者たちは恐らくは機械か何かの類であろう。そうでなければ、ルーミたちに戦闘術の指南なんてできないし、国母が何千年も生きているとは思えない。
 それを聞いた陽太は一案思いつく。ナクタと交尾をする。そうすれば国母の臣民でなくなるし、命を狙われる心配もなくなる。いつもどおりの展開とはいえ、妙に合理的な考えに笑ってしまう。そして、絶望感に満ちたナクタの表情も最高だ。
 そんな感じで今回も最高の一話だったが、実は今週のヤンマガは全く同じ磔をされている漫画がある。同じくヤンマガの問題作、サタノファニだ。ただ、サタノファニの場合は敵が硫酸入りペニパンで犯すというこちらもなかなか強烈なシチュエーション。同じ磔なのに、犯す側と犯される側とは面白い関係だ。

 理想的なくっころを披露したパラレルパラダイス
 次回はナクタと本番だろうけど、どんなプレイになるのだろうか?どうせなら、カヅチに続いてアナルでも交尾をしてほしいものだ。

 パラレルパラダイス第109話の評価

 満足度 ☆☆☆☆☆
 たん度 ☆☆☆☆☆
 くっころ度 ☆☆☆☆☆