やっぱ、Key京都アニメーションの組み合わせは最高だ。 

 原作もアニメも大好きな蔵間マリコです。
 いや~、一昨日先日とぶっ続けで楽しませてもらいましたよ。Keyの泣きゲー3部作の1作目『Kanon』の京都アニメーション版の一挙放送を。
 アニメの一挙放送はリアルタイムで観ることは滅多にないですけど、今回は大好きなKeyと京アニ。面白いアニメはいつ観ても色褪せないものですが、楽しむにはベストなタイミングというのもありますからね。というわけで、京アニ版Kanonの一挙放送を楽しませてもらいました。
 いやもうねえ、涙腺が緩くなちゃったよ。自分が一番好きな沢渡真琴との結婚式からの離別のシーンでは思わず潤んじゃったし、最終盤の月宮あゆとの再会から別れのシーンもなかなか。日常生活の尊さも、ファンタジー的な要素もたまらないし、原作にはない他のヒロインとの絡みも目が離せないし。全部見終えた時はクタクタでしたけど、それだけ見る価値がある名作でしたよ。
 そして、今日と明日は京アニ版CLNNADの一挙放送。50話近くある長丁場だからパスしようと思ったけど、ついつい観ちゃいました。そして、これを書いている今も鑑賞中。ホント、京アニKeyは最高のタッグだ。

 とまあ、最高の時間を楽しませてもらっているわけですが、自分にとって京アニもKeyも思い出深いものがある。
 自分が京アニと初めて出会ったのは、Keyの泣きゲー3部作の2作目の『AIR』。京アニ版では1作目にあたるわけだが、自分も噂で傑作アニメというのを聞いて、試しに観てみた。そしたら、噂どおりの感動作でして。遠野美凪ルートの終盤のみちるとの別れのシーンとか、最終話の神尾観鈴の「もうゴールしてもいいよね」のシーンは涙腺崩壊してしまった。12話+2話という短い話数でいながらも、ああも綺麗にまとめられるのは京アニだからこそと思いましたね。
 で、原作のほうをプレイしたのは、それからしばらく後の話でこちらはKanonからプレイし始めた。こっちもねえ、感動的な内容にボロボロと泣きまして。上でも書いているけど、真琴ルートとあゆルートは涙なしで語れないし、BGMもファンタジーな作風に秀逸。サブカル好きの間で所謂泣きゲーブームの切欠となった作品として語られるけど、それを理解するのに納得の作品だった。
 そして、泣きゲー3部作のCLANNADの京アニ版。「CLANNADは人生」なんてジョークで言われるけど、少なくとも京アニ版泣きゲー3部作の集大成ともいえる作品といっても過言ではない。4クールという非常に潤沢な話数のおかげでもあるけど、それをフルに生かした構成になっている。先2作と比べても非常に自然な形でルート収集も行われているし、アニメオリジナルの展開も上手い。だが、それ以上に作画が凄く、登場人物の号泣シーンなんかは力の入れようが桁違い。少なくとも2000年代に放送された深夜アニメの中でも最高峰の出来といっても良いだろう。ホント、リアルタイムで京アニCLANNADに出会えたことは幸せだよ。

 これ以上にないぐらいに最高のタッグである京アニKey
 お互いに事情があるだろうからなかなか難しいかもしれないが、また何かしらの形でタッグ作品を見たいものだ。きっと、視聴者を感動の渦に飲み込んでくれるだろう。