今回は土曜日発売日ですぞ!!

 岡本倫の漫画が好きで好きでたまらない蔵間マリコです。
 土曜日ですけど、更新しますよー。エルフェンリート極黒のブリュンヒルデの作者、岡本倫先生の週刊ヤングマガジン連載の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』の感想のコーナーを。
 いや~、まさか今週もう1度ヤンマガが発売されるとは思いませんでしたよ。雑誌には月曜日発売と書かれていましたけど、土曜日発売だったとは。どうやら6月28日は配送休止日だそうだ。月曜日が祝日だと土曜日に発売されるパターンは知っていましたけど、特定の日が休みというのは知らなかった。めったに被るというケースはないだろうけど、これは今後のことを考えて覚えておきたいものだ。
 とまあ、前置きはこれぐらいにして、そろそろ本題に入らせてもらいます。当然ながら、ネタバレや岡本倫先生の独特の作風、管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌な人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。

 今週のパラレルパラダイス第123話『キャッスル・マッスル』が掲載されましたが、色々と先の展開への仕掛けを作った回でしたねえ。ハイエルフとハーフエルフの関係性、アルスレイヤの魔女の存在、そしてアレスレイヤへの忍び込み。これらがどのように消化されていくのか、非常に楽しみなところです。
 さて、エルフたちの辱めからなんとか解放された陽太。しかし、陽太はその理由である仁科の存在に悶々としていた。まあねえ、嫉妬深い神という時点で爆弾を抱えているようなのに、エルフがセックスを止めてでも逃げる慌てぶりですからねえ。少なくとも仁科が危ない存在であることの証拠だ。ただ、3000年前に何があったのかは分からないから、いずれまた登場するだろう。
 翌朝。なんとか体力が回復したバイコーン。だが、病み上がりということもあって荷物だけを載せての旅になるようだ。このあたりの会話が、いかにバイコーンに気遣っているのか分かってて気持ちがいい。種族こそ違えど、バイコーンも旅の仲間であるからね。
 陽太一向はバイコーンに気遣いながらも、アルスレイヤのはぐれエルフの店へと向かう。その間は、例によっての旅の風景が描かれているシーンなのだが、さりげなく交尾のシーンを入れているあたりがちょっと面白い。やはり交尾はノルマなのか。
 それから数日後、やっとこさアルスレイヤに到着。穏やかな街並みだったミース、常夏の島のリール、ロストテクノロジーの遺跡のサンドリオとは違い、まさに要塞と言わんばかりの風景。そして、六角形であることから、ガーディアンも6人と陽太は察したようだ。ミースの街が五角形で5人、リールの街がトライデントで3人だったけど(サンドリオは不明)、なかなか勘がいい。
 だが、その前に服を手に入れるためにアルスレイヤのはぐれエルフの店へ。やっぱり、日本語で書いている大阪の閉店セールをイメージさせる騒々しい看板が立ち並ぶ。何度も言っているけど、これはエルフ間での符号みたいなものだろう。
 さて、店に入ると見た目こそ違うものの、サユリと同じ猫耳のエルフがお出迎え。どうやら一般的に言われているエルフがハイエルフで、猫耳のエルフはハーフエルフのようだ。エルフに比べると短命であるけど、それでも1000年生きることができる長命らしい。まあ、詳しいことについては次回の小ネタで話そう。
 しかし、アルスレイヤのエルフはサユリとは違った意味でなかなかと癖が強い。アルスレイヤの魔女、サーニャのような危険人物とも取引を行う一方、お尋ね者である陽太たちが勝手に殺しあってても我関せずを貫く様子だったり、短命である人間に生まれなくて良かったと語ったり。人間とは別種族だから価値観が違うのもあるけど、なかなか性格が悪い。
 火燐石の結晶と交換し、陽太とルーミは衣装をチェンジ。陽太はともかく、ルーミのレオタードを譲らないような服装が独創的。ちなみに陽太の台詞の「協調」は誤字。「強調」が正解である。これはコミックスで修正案件だろう。
 物々交換で服を手に入れた陽太は、アルスレイヤへ向かう途中、ルーミにお金の事を聞くが、どうやら異世界では存在しない概念のようだ。まあ、20年で財を成すなんてことはできないだろうし、それを子孫に遺すなんてできないだろうから不必要な概念かもしれない。
 そして、アルスレイヤの城壁門へと到着。だが、城門は途方もなく大きなものだった。流石にここから忍び込むのは自殺行為だろうから、ルーミの采配が楽しみなところである。

 いよいよアルスレイヤへと突入することとなったパラレルパラダイス
 6人ほどガーディアンがいるから、きっと6人とも交尾をするんだろうなあ。どんなシチュエーションになるのか、早く見たいものだ。

 パラレルパラダイス 第124話の評価

 満足度 ☆☆☆☆☆
 たん度 ☆☆☆☆
 ワクワク度 ☆☆☆☆☆