色々な角度から考察するのも楽しみ方の一つ。
倫たんの漫画が好きで好きでたまらない蔵間マリコです。
さてさて月曜日ですので、いつものコーナーを更新しますよー。極黒のブリュンヒルデやエルフェンリートの作者、岡本倫先生の週刊ヤングマガジン連載の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』の感想のコーナーを。
と言いたいところですが、今週は残念ながら合併号でお休み。まあ、例年のことですね。だから、今週はちょっと岡本倫先生の漫画の小ネタでも語らせてもらいます。今回のお題は、パラレルパラダイスの象徴とも言える『欲情の泉』の話題でも。色々と卑猥ですけど、やはり語りたいものの一つですからね。
というわけで、ここから先はネタバレや岡本倫先生の独特の作風、管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。
パラレルパラダイスを象徴する存在とも言える、欲情の泉。男が存在しない世界で、男に触れられた女の子はビュルビュルになってしまうというとんでもない設定だが、思えば岡本倫先生の作品というのは汁というのは欠かせないものだと思う。
岡本倫先生のあの汁を紐解くと、初の長期連載作のエルフェンリート…、ではなく岡本倫短編集FlipFlap(原版)に収録されている読み切り、Lime Yellow。倫たんのディープなファンなら知っているであろう作品だ。
女の子どころかまともに話し合える人間のいない主人公が、ダッチワイフを買ったらそのダッチワイフが生きていたというなかなかと攻めた内容である。ダッチワイフが生きている?エルフェンリート連載前に描いていた読み切り作品のメモリアもヒロインがダッチワイフである。というよりも、Lime Yellowは後の作品に影響を与えている。メモリアは当然として、1週間しか生きられない設定はMOLにも通じるものがある。そして、パラレルパラダイスと同様に触られるとビュルビュルになってしまうという設定がある。
このビュルビュルになる設定、この頃から岡本倫先生の汁はかなり多いものとなっている。ダッチワイフだからというのもあるが、これは岡本倫先生のこだわりなのだろう。ちなみにSEX描写があるのは、Lime Yellowが最初である。
それからしばらくして、エルフェンリート。こちらは触られたから発情するというわけでもないが、大体は股を弄られたり、それに近い描写がある時は汁でドバドバになっている。流石にLime Yellowやパラレルパラダイスほどではないが、それでもなかなかの量だ。
なかでも印象的なのが、エルフェンリート4巻の雨宿りしているコウタとユカのシーンだ。いい雰囲気であるけど、ニュルニュルなせいで同時にエロティックな場面である。そして、コウタのデリカシーのない台詞で締めるというものだ。エロとプラトニックとギャグが融合している、いかにも岡本倫らしい。
とまあ、これで岡本倫の作品に汁という存在は欠かせないものとなったわけだが、意外にもパラレルパラダイスまでの作品で描かれた作品は1作品しかない。君は淫らな僕の女王である。こちらは作画が岡本倫先生ではなく、横槍メンゴ先生ということもあって汁は岡本倫先生の描くものに比べると控え目になっている。しかし、元々は成人漫画で描いていただけにあって汁の描写は相当に上手い。
その一方でノノノノや極黒のブリュンヒルデは一切の汁描写はない。というよりも、ノノノノや極黒のブリュンヒルデはエロ描写がエルフェンリートやパラレルパラダイスに比べると大分マイルドなものになっている。極黒のブリュンヒルデに至っては、原作はB地区すらないしね。まあ、その反動はパラレルパラダイスに来たのかもしれない。
とまあ、岡本倫=汁という印象はあるけど、それなりに汁描写があるという感じで、多いと言うほどではない。でも、これからも汁描写のことで色々とネタにされるかもしれない。それだけインパクトがあるからね。
岡本倫先生の作品の重要な要素の汁。
パラレルパラダイスで欲情の泉が一つの見せ場になっているけど、これからどんなにビュルビュルになるのだろうか?非常に楽しみだ。
おまけ
パラレルパラダイスの欲情の泉の匂い・味について。
ルーミ…フルーティーな香り
リリア…シトラスの香り
ミサキ…ビーフジャーキーの匂い
ティア…甲殻類を煮込んだ匂い
ハナハナ…メロンっぽいウリ系の匂い
バニーユ…バニラの臭い
カヅチ…血の味
他の人物…不明
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