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 案外、お好み焼きは紹介していなかったりして。

 お好み焼き大好き蔵間マリコです。
 いや~、月曜日ってなかなか調子が合わないものですよねえ。自分は働かないと不安になる性質でありますけど、月曜日は休み明けだからスイッチが切り替わっていない時がある。今日はそのスイッチが切り替わっていない日でしてねえ、仕事が思うように捗らなくて……。しかも、依頼先の会社も会社で何かアクシデントがあったらしく。本当に今日はブルーな仕事内容でしたよ。
 でも、そんなブルーな気分を吹き飛ばすには、美味しいものを食べに行くのが一番!!というわけで、今日の昼食は有名なお好み焼き屋でお食事を。そのお店の名前は、いっちゃん。広島駅にあるお好み焼きの一つである。

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 ここのお店、自分が行くのは初めてなんですけど、結構有名なお店なんですよねえ。
 例えば、美味しさを☆の数で評価するミシュランガイドで、比較的リーズナブル価格(5000円以下)で美味しい料理が食べられるビブグルマンマークを認定された店として紹介されている。他にも、酒飲み漫画『ワカコ酒』でもここのお店が紹介されていたり、同じお好み焼きが食べられる店舗が何件かあったりと、知名度はなかなかに高い。
 そのおかげか、ランチタイムは常に満員(他のお好み焼き屋も凄いが)。幸い自分はタイミングよく入れたけど、時間帯によっては大変なことになっていたかもしれない。

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 さて、今日はお好み焼きだけでなく満足するだけ食べたい。というわけで、お好み焼きの前座に、じゃこ天を注文。
 じゃこ天は、地元の魚(基本的には安価な小魚を使っているから、特に決まっていない)をすり身にして、揚げたもの。基本的には愛媛県あたりでよく食されているのだが、広島でも見かける練り物である。
 自分はこのじゃこ天がなかなか好きでしてね。広島県にはがんす(魚のすり身に野菜を入れた練り物)や赤てん(パン粉のついた薄い練り物。島根県のすり身だが、広島県でもよく見かける)といったものがあって、じゃこ天はそこまで見かけないんだけど、これがなかなかと美味い。噛むと広がる練り物の旨みとほのかな苦味。醤油なんかをかけるともう最高でね。ビールがあれば、酒の肴として最高だけど、仕事中なのでNG。でも、久々に食べれて満足満足。

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 メインディッシュのお好み焼き。今回は、肉玉いか天そば玉Wを注文。
 普通は肉玉そば(うどん)が広島風お好み焼きの主流なんだけど、今回はいか天をトッピング。他にも、海老とか、イカとか、牡蠣などといった関西風お好み焼きでも使うものから、店によっては牛スジや大葉などといったものもある。ただ今回は、ちょっと豪勢にと。ちなみにそば玉Wというのは、文字通りそば玉を2個使うお好み焼きである。

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 さて、肝心の味についてだが、名店中の名店だけあって美味しい。
 野菜はしっとりしていながらも、味がしっかりと滲み出た美味さでいながらも、豚ばら肉の脂がそれにブーストをかける。お好み焼きの皮もベッチャリとせずに、お好みソースとの相性も抜群。卵もほどよく焼けてまろやか。麺はみっちゃん系の底はパリパリ、中は柔らかい中華麺と自分が好きな系統のそば。そして、これに加えて大きないか天が心憎い。全体の味としては革新的なものは無いけど、まさにお好み焼きのスタンダードと言っても過言ではない絶品。本当に広島県に住んでいて良かったと思う味だよ。これで、ビールが飲めたらなあと思う本日。

 広島県の心の味を食べられるいっちゃん
 もし、広島県に立ち寄ることがありましたら、ぜひ行ってみては如何だろうか?きっと、お好み焼きの魅力というものを体験できるぞ。