広島県人は、広島風お好み焼きだけを食べていると思ったら間違いだぞ。
広島焼きは絶対に許さない蔵間マリコです。
先日、知り合いと一緒に久しぶりにお好み焼きを食べに行きました。食べに行った場所は、広島県人ならば誰もが知っているであろうお好み焼きチェーン店『徳川』だ。
いや~、1年ぶりぐらいに徳川に行きましたけど、チェーン店とは思えないほどに美味しいんですよねえ。自分で作るお好み焼きに、お口直しにさっぱりなサラダ、食材の旨味を最大限に味わえる鉄板焼き、最後は白米が食べたいおにぎり。それらをビールと一緒に食べた時の味わいは至福そのもの。
特に今回は、奮発してウニホーレンまで注文しちゃったからねえ。高いから普段は食べるなんてことはないけど、やはり熱々のウニとほうれん草の組み合わせは最高。こんなに美味しい料理を考えた人のセンスに乾杯したいものだ。
とまあ、徳川で充実した一時を過ごしたわけですが、今日は徳川について少し話したい。
広島県人ならばほぼ100%知っているだろうが、他県の人はあまり知らない徳川。その徳川の最大の特徴と言えば、お好み焼きだろう。なんせ、徳川では関西風お好み焼きがメインなのだから。
いや、確かに広島風お好み焼き(あと、もんじゃ焼きとネギ焼きも)もあるよ?でも、徳川は基本的に関西風お好み焼きを食べる店であり、大半の人が関西風お好み焼きを注文する。なんでそこまで関西風お好み焼き押しなのかは自分もよく分からないが、広島県人にとって関西風お好み焼き=徳川という認識は間違いないだろう。ちなみに広島風お好み焼きを注文すると、微妙な空気になる。わざわざ徳川で広島風お好み焼きを食べなくてもいいからねえ。
徳川の特徴はそれだけではない。関西風お好み焼きのメニューを、何故か徳川15代+αとして例えられている。例えば定番中の定番の豚入りならば初代将軍 家康、エビ入りは第四代将軍 家綱、豚・海老・イカ入りは第十四代将軍 家茂、お好み焼き・サラダ・唐揚げポテト・おにぎりのセットは黄門様御膳といった風になっている。なんで徳川15代がお好み焼きになるのか分からないが、徳川という店名である所以だろう。
そして、徳川と言えば、CMを忘れてはいけない。
レトロな曲調で、ツッコミどころの多いアニメーションが特徴的だが、広島県人ならばこの歌を歌える人は多い。そのくらい広島県に根付いたCMと言っていいだろう。
自分で作って自分で焼いて食べるのがたまらない徳川。
今回は久しぶりに広島に戻った知り合いとの付き合いだったから気兼ねがあったけど、休日の昼にでも行ってお好み焼きを食べたいものだ。平日の昼にお酒を飲みながら、お好み焼きや鉄板焼きを食べる。なんと背徳的なことか…。
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