満足満足!!

 たんの漫画が好きで好きでたまらない蔵間マリコです。
 ついに本日発売されましたねえ。週刊ヤングマガジンで大人気連載中の岡本倫先生の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』の最新コミックス13巻&特装版13巻が。
 自分が住んでいる広島だと1日遅れで発売なのですが、自分は電子書籍版できっちり特装版13巻をGET。紙媒体の特装版13巻は明日以降に配達されるので、そっちはそっちで堪能するつもりです。電子書籍は電子書籍の良さもあるけど、紙媒体だからこその魅力というのもあるしね。
 というわけで、今回はコミックス13巻&特装版13巻の感想を書かせてもらいます。当然ながら、ネタバレや岡本倫先生の独特の作風、管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。 

 〇表紙

 太多陽太の幼馴染であり、嫉妬深い神でもある仁科。
 ここに来て仁科というのが非常に意外。個人的にはピアノかメイちゃんのどちらかと思っていたんですけどね。でも、陽太と同じく現代人である仁科が異世界の服を着るというのも悪くない。
 ただ、13巻が仁科だと14巻はピアノになる確率が非常に高いんだよなあ……。メイちゃんの表紙が見たかったよ……。

 〇収録話

 第121話『Days of Gaze
 第122話『森の街のエルフェンリート
 第123話『ジェラシック・パーク
 第124話『キャッスル・マッスル
 第125話『Crying Climbing
 第126話『part A part
 第127話『巌窟嫗
 第128話『覚悟と悔悟
 第129話『こねこねごしえーしょん
 第130話『行きて満ち満ち 道の未知未知

 個人的に好きな話は、第122話と第123話。ぶっちゃけた話、ハイエルフが出てくる話ですね。
 たんの描く交尾シーンは基本的にアヘ顔のんほぉ系だけど、ハイエルフに関してはそうではない。ある意味、岡本倫先生の漫画としては異色の反応である(人間が交尾で、エルフがセックスと言っているからだろうか?)。それでいながらも、エルフの社会形成やなんやらの設定背景が見えてくるのも面白い。
 今回は2話のみの登場だったが、嫉妬深い神のことを知っているようだし、いずれ再登場することを期待したい。その時は、当然セックスもありで。

 〇加筆修正

 今回の主な加筆修正シーンは、57~60ページと187~190ページ。両方とも交尾シーンですね。
 前者については陽太がハイエルフとセックスしているところをルーミが拘束されているわけなのだが、掲載時に比べて寝取られ成分逆レ〇プ成分強めで描かれていますねえ。ルーミが涙しながら悔しがる表情が酒の肴になる。それ以外にも、エルフの価値観的なものも見れるし、なかなかの良加筆修正。
 後者は、メイちゃんとの交尾シーンだけど、こっちに関しては掲載時は挿入後がちょっと物足りない感じだったんだよね。だから、2ページ分でも追加してくれたのは嬉しい。やはり、異世界の人間との交尾シーンは最高だ。

 〇13巻の特装版【パラレルシュープリームボックス<ルーミ>】について。

 豪華な装丁となっている特装版13巻だが、一番目に引くのがページ数。なんと128ページという非常にボリューミー内容。本編と合わせると320ページ以上という非常に分厚いものとなっている。
 内容は半分が本編のカラー版であるけど、注目すべきはやはり書き下ろしコミックス。ルーミとの交尾もエッチでいいんだけど(できればモグリモグラに獣姦されるルーミが見たかったが)、サンドリオの住人がどんな生活をしているのか、砂漠ではどのような魔物が棲んでいるのかそういうものかが描かれていて、パラレルパラダイスの世界をより楽しめる要素になったよ。あと、終盤までは出ないと思われていたサンドリオのガーディアンも登場したのは嬉しかった。
 とまあ、概ね満足なんだけど、個人的に欲しかったものが一つ。パラレルパラダイスにおいて、草案時点でのルーミや没案のルーミといった裏話的なものが見たかった。まあ、それは欲の多い話かもしれないが。

 延期をしただけあって、それに見合う以上の満足度だったパラレルパラダイス特装版13巻。
 次巻の14巻の発売は6月4日予定と3ヶ月先なのに、もうワクワクしてきた。加筆修正がどんなものになるか気になるし、特装版が発売されることを期待したいものだ。