今回で2回目。
スポコン漫画大好き蔵間マリコです。
さてさて水曜日になりましたので、あのコーナーが始まりますよー。エルフェンリートや極黒のブリュンヒルデ、君は淫らな僕の女王で有名な岡本倫のスポコン漫画『ノノノノ』を徹底的に語るコーナーを。
前回から始まったこのコーナーですけど、書いている時に懐かしい思いに浸りましたねえ。毎週毎週のワクワク感、個性的なキャラクターたち、そして続きが気になる引き。毎回ノノノノを楽しみに、どれだけヤングジャンプを楽しみにしていたのやら。そして、ノノノノを読んだ日は興奮で寝付けない日も多かったし。極黒のブリュンヒルデもそうですけど、この感動があるからこそ、倫たんの漫画をいつまでも応援できるし、いつまでも大切に出来る。倫たん最高!!
とまあ、前置きはこれぐらいしにして、そろそろ本題へと入らせてもらいます。当然ながら、岡本倫先生の独特の作風や管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで、別に大丈夫という人はどうぞ。
第1話『無名』(後編)
○あらすじ
スキージャンプ場に現れた与田と村松の記者2人組。
彼らは、大型新人のスキージャンパー、加東雅史のジャンプを観に来たのだが……。
○登場人物
前回を参考に。
○ターニングポイント
・ガッカリした
加東のジャンプを見た悠太の感想。これにより、口火が切られる。
こうやって相手を煽るのは、悠太らしい挑発の仕方ですよねえ。いかにも自信があるというか。ただ、口だけではなく、こうどこが駄目なのかをしっかりと答えているあたりに説得力を感じさせてくれる。よく言えば自信満々、悪く言えば尊大に近いかもしれない。
それに対して、加東は見事に挑発に乗ってしまう。まあ、アレだけ散々なことを言われ、子供や記者たちがいる手前、相手の土俵に乗らないわけにもいかない。勝てば勝ったで、相手に恥を与えつつ、自分の株をあげることが出来るしね。まあ、結果はご存知のとおりですが。
・野良試合
悠太の挑発に乗った加東は野良試合に挑むが……。
ノノノノの序盤戦は、この野良試合が多い。加東に、天津、そしてハンス。個人的には、この野良試合というのは、ノノノノにおいてかなり大きな要素だったと思う。大会になると、話数をかなり喰ってグダグダの展開になるのはノノノノに限らずとも、スポーツ漫画ではよくあること。しかし、野良試合だと非常に簡潔に済む話だからね。特に、ノノノノの場合は、2回のジャンプ描写だけで済みますからね。野良試合とはよく考えられたものだ。
そして、悠太のオーラの凄まじさを見て驚き、参加した大会の順位の低さに2度驚く。これはベタでありながらも、悠太の圧倒的勝利に持ち込むまでの展開としては十分。やはり、こういう積み重ねは重要ですよね。
・無名の勝利
先制でジャンプした悠太、結果はバッケンレコード越え。加東のギブアップで野良試合が終わる。
そうそう、この圧倒感!!相手が不調とはいえ、今まで飛んだことのないの長距離を飛んで叩きのめす。その上、加東のコーチがギブアップを促し、加東自身も否が応でも納得させる。こういうのが清々しいほどの圧勝というものだ。
しかも、後に登場する槙野慎二の名前を登場させているのもポイント。倫たんは、この時点で先の展望がかなり考えていたのだろう。何にせよ、色々な意味で完璧なジャンプだ。
・無名の正体
与田にインタビューされる前に、少年はスキージャンプ場から去る。その理由は……。
これについては、そこまで驚くほどでもなかったな。与田の言っていた「女はジャンプ競技でオリンピックに出場できないんだ」と言っている時点、主人公は女性だというのは分かっていた。その上、ユカのそっくりさんですからねえ。これで、女じゃないと言い切るほうが無理。
重要なのは、女性であるノノがどうやってオリンピックに参加して、金メダルを取るのか、これに尽きる。まあ、最終的には打ち切りになったからどうやったのかは不明だが、非常に気なっていた点の一つだった。与田という強力なパトロンがいてもねえ……。
しかし、ノノの胸はでかいことでかいこと。これでもまだ作中大きくなっていることを明言されるぐらいですからねえ。まあ、小鳥ちゃんには遠く及びませんが。
○まとめ
最高のジャンプを切ることが出来た第1話。
これからどのような展開になるのかと、俺はとてもワクワクしていた。そして、倫たんはその要望を裏切らないどころか遥か上を飛んでいた。
1話目から非常に面白いノノノノ。
さて明日は、極黒のブリュンヒルデの日。物語も最終盤、盛り上がりも最高潮。良太たちに待ち構えている未来は、果たして、希望か絶望か!?あああ、明日が楽しみだ!!
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