極黒のブリュンヒルデが終わっても、こっちのコーナーはいつもどおりに。

 岡本倫先生の漫画が大好きな蔵間マリコです。
 さてさて水曜日ですので、いつものコーナーを更新しますよー。極黒のブリュンヒルデエルフェンリートで有名な岡本倫先生のスポコン漫画『ノノノノ』を徹底的に語るコーナーを。
 このコーナーも第6回(話数で言うと、5話目だが)となり、少しずつ饒舌になってきました。エルフェンリートの時もそうですけど、当時の記憶を少しずつ掘り上げていくと少し感傷的になることがあります。そして、昔から岡本倫先生の漫画をこよなく愛し、これからも愛し続ける自信がある。そんな感情があるからこそ、このコーナーを書いている時はテンションが本当に高くて高くて。多分、全裸でスキージャンプしちゃいそうなぐらいです!!おひょう!!
 おっと、ちょっと荒ぶっちゃいました。高いテンションも少し落として、そろそろ本題へと入らせてもらいます。当然ながら、岡本倫先生の独特の作風や管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。

 第5話『大口を叩く

 ○あらすじ

 奥信高校スキージャンプ部に入部した野々宮悠太だが、早速先輩からきつい洗礼を受ける。
 それを見て悠太を助ける同じく1年生の岸谷だったが、彼(彼女)の実力の片鱗を垣間見る……。

 ○登場人物

 野々宮悠太、興梠みかげ、天津暁、岸谷弘樹、与田

 ○ターニングポイント

 ・ツンデレなみかげ

 決戦の日、襤褸小屋から出たところを待っていたのはみかげだった。
 開口一番「おはようマイスレイブ」と言っているあたり、たんのぶっ飛んだセンスが冴える。流石に出会って早々その台詞はないでしょ。弱み握っているからってさあ……。
 でも、わざわざ悠太の住んでいる場所まで行って応援に駆けつけるあたり、みかげの恋心が本気であることが伺える。そうでなければ、わざわざここまで駆けつけるはずもない。そして、唯一味方であるみかげが応援に行くというのは、悠太にとってほんの僅かだろうが力になるだろうし。ホント、みかげはいい子ですよ。まあ、その分、私の奴隷発言がより重みのあるものになるが。

 ・ジャンプ台にて

 白馬のスキージャンプ場に到着する悠太とみかげ。みかげは初めて見るジャンプ台に圧巻する。
 悠太がラージヒルを30階建てのビルと同じくらいの高さと発言しているが、実際の高さで言うと110メートル以上の高さ。普通に飛び降りたらまずは助からない高さを、スキージャンパーはスキー板だけで飛んで降りる。これがどれだけ恐ろしいことか……。10万円あげると言われても、絶対にやりたくありません。
 ちなみにヒルサイズは、ノーマルヒルやラージヒルあたりが一般的だけど、これ以上に高いフライングヒルが存在する。その高さはなんと185m以上を指す。眩暈間違いなしの高さである。そして、ギネス記録では251,5m、日本記録は240,5mの葛西紀明選手が保持している。

 ・みかげと与田

 悠太と天津の野良試合、当然ながら犯人もそこにいた。
 瑣末なこと、もしくは打ち切られたから描かれなかったのだろうか、みかげが与田が働く出版会社の取材を断っていると語っている。みかげは、与田の出版会社に何があったのだろうか?単純にマスコミが嫌いなのだろうか?あるいは、出版会社がチョンボしたのだろうか?

 ・大口VS大口

 見に覚えもないことで、周囲から罵られる悠太。しかし、悠太が引くはずもなかった。
 「どうせぼくが勝つんだからさ そしたらこの人たち勝手に黙るだろ 言い返す必要なんて全然ないね」、いいねえいいねえ。状況をひっくり返す前の発言という感じがして。それを知っているのは読者と与田だけなのだから。まさにスポコンの王道的展開。
 それに対して、「その場で首を吊ってやるよ」と言い返した天津。こういう発言を言うあたり、天津もまだまだ青いなあという感じがします。流石に自殺するまでなんて言うと、自分の予想以上のものを叩きだされた時に自分を追い詰めてしまうのですから。まあ、ノノノノに登場するキャラは全体的にメンタル弱い人が多いですが。

 ○まとめ

 ついに始まった天津と悠太の野良試合。
 勝つのは前評判どおり天津か、あるいは大方の予想を裏切り悠太か?当時は本当に次回がワクワクしてたまりませんでしたよ。

 今読んでも色褪せない面白さのノノノノ
 さて明日は、先週言っていたとおり連載終了した極黒のブリュンヒルデの話題をちょっとしたい。連載終了からまだ話したいことというのはありますからね。その答えが出るのは1ヵ月後ぐらいですけど、色々と話したいことがあるし。連載が終わっても、極黒のブリュンヒルデの熱は冷めません!!