本日も更新という事で。

 たんの漫画が読みたくて読みたくてたまらない蔵間マリコです。
 さてさて、前回書いたとおりに更新しますよー。極黒のブリュンヒルデエルフェンリートの作者である、岡本倫のスポコン漫画『ノノノノ』を徹底的に語るコーナーを。
 本来は週1回で更新するコーナーですけど、極黒のブリュンヒルデが連載終了して、ちょっと気分的にも寂しいですからねえ。やはり何らかの形で誤魔化さないと干からびて死にそうですし。だから、こうやって過去の作品の話題をガンガンやっていこうかなあと思いまして。ただ、流石に週に4回とか5回とかはやるつもりはありませんよ。多くても週2回、これぐらいがちょうどいいバランスですので。まあ、どちらにしても自己満足に近いものですが。
 それはともかく、そろそろ本題へと入らせてもらいます。当然ながら、岡本倫先生の独特の作風や管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。 

 第7話『崩れる…

 ○あらすじ

 いきなりのピンチに立たされたものの、風が味方し、野々宮悠太は天津暁の記録を超える。
 その予想外の結果に、一同は呆然とする……。

 ○登場人物

 野々宮悠太、興梠みかげ、天津暁、与田

 ○ターニングポイント

 ・逆境を好転に

 見事、天津の記録を超えた悠太だが、彼女なりに勝算はあった。
 いや~、スキージャンプをよく分からない自分でもなんとなく凄いなというのだけは理解できますね。特に、梢が揺れたところを見てジャンプに乗り出した。前回の部分でさりげなく入れているから、理由を書かれると納得がいく。こういうギリギリの駆け引きが、スキージャンプの凄さだってね。
 しかし、みかげが喜んで抱きついた後のアングル、極黒のブリュンヒルデだったらパンチラは絶対に無かったけど、ノノノノでこういうのを見ると考え方が変わったのだなあとつくづく思う。どっちがいいかは分からないけど、個人的には面白ければそれでいいです!!

 ・追い詰められた天津

 逆転され、初めて逆境に立たされた事に動揺を隠せない天津。
 ここら辺が、当時の天津のメンタルの脆さを感じますねえ。中学校を卒業して間もないから、仕方ないといえば仕方ないかもしれないが、それでもここまで追い詰められたのは初めてというのがひしひし伝わってきます。そうでなければ、負けたら首を吊るなんて大言壮語を言わなかっただろうし。結果として、自分で自分を追い詰める事になっているわけで。
 まあ、この経験があったからこそ、それ以降の窮地では慌てふためく場面(出番が少ないとか言わない!!)が減っている以上は、この野試合が活かされているのだろう。それでこそ、一流。

 ・最悪な風

 グロッキー状態の天津。風の状態も最悪。しかし、天津は引くわけにはいかなかった。
 風速11mは、傘がさせないぐらいに強い風。それを想像すれば、なかなか強い風だというのが分かるだろう。そして、それが空高いところで吹くとなると相当危険だというのも分かるだろう。それでいながらも、天津がジャンプを敢行したのは追い詰められている事が端的に分かる。
 ちなみに、与田の語っているスキージャンプの保険についてだが、調べたところ保険料は年間5~6万円程度(学生の値段)となっている。他のスポーツなら1000円以下のものもあるが、スキージャンプは危険なスポーツである故に、値段がかなり高めに設定されている。これは悠太にとってかなりの障害である。

 ・転倒

 強風によって大空へと飛ぶ天津だったが、バランスを崩し……。
 この回の最後のページを見た時に、「あっ……」と思わず言ってしまったのは、いい思い出。こんな上空で転倒したら、どんな惨事が待っているのか。それはもうハラハラドキドキでしたよ。

  ○まとめ

 窮地に立たされた天津が最悪の展開へと向かう回。
 この引きがあるからこそ、次回の展開は本当にもう面白かったですよ。

 エルフェンリートにも、極黒のブリュンヒルデにも、君は淫らな僕の女王にも負けずとも劣らずの面白さを誇るノノノノ
 ホント、こうやって書きながら読み返すと面白いところを再確認できるからたまらない。やっぱり、たんの漫画は最高だ!!