明日で見納めかあ……。

 岡本倫の漫画が大好きで大好きでたまらない蔵間マリコです。
 さてさて水曜日ですので、いつものコーナーを更新しますよー。純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』や美少女SFバイオレンスラブコメディ漫画『エルフェンリート』の作者、岡本倫のスポコン漫画『ノノノノ』を徹底的に語るコーナーを。
 ついに明日ですねえ、3月末連載終了した極黒のブリュンヒルデのコミックス17巻と最終巻の発売日が。不本意ながらも連載終了してしまいましたが、コミックス版ではどのような結末を迎えるのでしょうか?残された謎や複線はどういう風に回収されるのでしょうか?自分としては、本当にそのところが非常に気になるところです。
 しかし、それ以上に気になるのが小鳥ちゃん!!小鳥ちゃんは良太と添い遂げることが出来ますよね!?結婚できますよね!?良太の子を産むことができますよね!?自分にとって、それが気が気でならないんです!!でも、岡本倫先生のことだから、きっと読者の要望に応えてくれるはず!!たんお願いします、なんでもしますから!!
 とまあ、熱くなりすぎましたが、そろそろ本題へと入らせてもらいます。当然ながら、岡本倫先生の独特の作風や管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。

 第10話『サンキュー

 ○あらすじ

 村上悠太の前に現れた、もう1人の悠太の幻。
 優勢のはずなのに、何故か精神的に追い詰められている悠太のジャンプの結果は?

 ○登場人物

 野々宮ノノ、興梠みかげ、天津暁、岸谷弘樹、与田

 ○ターニングポイント

 ・結果

 天津と悠太の野試合の結果は、天津の勝利だった。
 22ページ、天津のなんとも言えない表情は、十中八九は負けたかもしれないと諦めていたところ、まさか勝ったからあんな表情になったのだろう。1回目のジャンプで天津の記録を超え、2回目のジャンプでの風は良好だったのだから。ある意味、勝ちを拾ったという感じだろう。
 その一方で、悠太やみかげが言う上手くいかないのイメージ、これはよく聞く話である。だからこそ、日々の練習だけでなく、イメージトレーニングやそれに対する向き合い方というのが重要なのかもしれない。悠太の場合、それに向き合わずにジャンプをしたから一度酷い目にあったわけで。

 ・涙

 天津に敗北したことで、涙する悠太。自分が女の子であるから泣いていると言い聞かせて。
 いやいや、あなたにそっくりな男子高校生はあなた以上に泣いていますよ?とはいえ、ここで泣いているのを認めないあたりが、アスリートとしての意地なのかもしれない。認めれば楽になるけど、それでは闘争心というものは育めないのだから。

 ・日本のスキージャンプの未来を担う二人

 対立の原因となった与田はネタをばらし、謝罪をする。そして、可能性溢れる2人に希望を抱くのであった。
 あのさあ、与田さん。自分でも悪いと認めているからと言って、その言い草はないでしょ。自分が蒔いた災いの種だというのに、それを悠太が刈らないといけないって。セッティングすらなセッティングするで、もうちょっとスマートな方法があるというのに。スキージャンプ愛だからと言って、これは済まされんよ。まあ、ここまで強引にやらないとマスコミなんてやってられないんだろうな。認めるわけにもいかないが。
 それはともかく、この野試合で悠太と天津はどう思ったのだろうか?二人とも謝りこそはしないが、きっと切磋琢磨しあうライバルと素晴らしきチームメイトと出会ったと思ったのかもしれない。

 ・その後の2人

 翌日、相変わらず用具掃除を任される悠太。そこに天津と岸谷が現れ……。
 ここでようやく第1章が終わりという感じですけど、まさに友情という感じがして、清々しいですねえ。先でも言っているように謝りこそはしなかったけど、悠太のことをチームメイトとして認めてくれたのですから。口伝でしか知らない先輩連中は雰囲気悪いけど、理解してくれる人がいる。それだけでも救われた気分になりますよ。
 そして、何故か発症しない天津の女アレルギー。結局は天津って、ストレス過敏な性格なのだろうか?後にみかげ相手に女アレルギーが出ていないし、そういったところが起因しているのかもしれない。

 ○まとめ

 ようやく誤解も解け、万事解決した回。
 しかし、ようやくスタート地点に立ったばかり。悠太には、まだまだたくさんの試練が残されていた……。

 スポコン漫画として見所たくさんのノノノノ
 明日は極黒のブリュンヒルデ17巻と最終巻の発売日だけど、広島だと1日遅れ……。何とか手に入ったら、感想を書くもしれないが、無理だろうなあ……。